何百も試合を見ていると、大抵の試合展開というのはカテゴリの違いこそあれ見たことがあるものになります。
立ち上がりにセットプレーから点を取られて、動揺したところに失点を重ねる。
余裕が出てきた相手にファインゴールを決められる。
ちょっと追いつきかけたところで、またあっさり決められる。
今日の試合について言えば、結果的には1点目が全てだったのでしょうね。おそらくは、日本を倒すためだけに何回も練習されてきたあのCKが1本目で決まってしまったというのがその後の展開を決定づけてしまったのでしょう。
そもそも、あのCKをよく一本目にやったなというのが驚きです。もし、あそこでゴールが入らなければ日本の選手たち、ベンチが修正できたはず。きっとアメリカは最初の10分に全力を尽くしたのでしょう。だから敢えてあの時間の一本目に使ってきた。
敢えて言えば、それは強者の戦い方でした。弱者を打ち負かすためのサッカーの常套手段は最初の15分で点差をつけること。
セットプレーからとはいえ、それを見事に遂行して見せたアメリカの戦いが見事だったということでしょうか。
という冷静な、無味乾燥な見方はこれくらいで、終わりにしてですね。
あああああああああああああああああああ、残念だなあ。
4点とったことで、アメリカがそんなにプレッシャーをかけてこなくなったことを差し引いても、点差ほどの差があったとは思えないんだよなあ。
3点目と4点目は、ああいう状況になったらもう仕方のないとして、1点目と2点目がなあああああああ。
1点目でロイドがペナルティエリアの外でどフリーになっているのは試合後の会見で佐々木監督も気づいていたとおっしゃっているので、そこが修正できなかったというのが痛かった。
1点目だけならまだしも、2点目も同じような形からやられてしまったのが本当に残念。
ああ、できればあの5分間をなかったことに。
正直、自分は決勝にこれただけで結構満足しているところがあって*1、
失点を重ねていくたびに「まあ、仕方ないよな」という気持ちがあったのですが、やっぱり、決勝で負けるのは悔しいですね(T T)
とりあえずは、選手・スタッフの皆さんには、1ヶ月に渡る戦いを終えられて、お疲れ様でしたと言いたいです。
願わくは、女子サッカーの環境が今より少しでも良くなっていることを祈っております。