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2016-12-07

北極の海氷体積、一気に観測史上最小

f:id:satohhide:20161207091647j:image:left

(参照)PIOMAS December 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は11月末になって過去最小の2012年から大きく乖離して呆気なく観測史上最小になった。2012年同時期より749㎦ちいさくなっている。10月末はまだわずかにプラスだった。これで海氷面積同様、“Oh Jesus”状態に突入した。

11月になって薄氷が広がったように思えたが、氷の厚さ自体は2012年よりやや厚く、むしろ薄い氷はそれほど広がっていないようだ。本来厚くなるべき古い海氷がそれほど厚くなっていないようだ。

海氷体積は2012年に最小記録を作っている。来年はいよいよ5年ぶりに新記録を作る可能性が高くなった。

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2016-12-06

CO2濃度10か月連続前年比上げ幅3ppm以上

CO2earthによると、11月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は403.64ppmで、前年同月400.16ppmに比べ3.48ppm上昇した。これで今年2月から10か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。

同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上の記録した後、上げ幅が一時1ppmまで縮小したことがあった。このため、今年初めまであったモンスターエルニーニョ現象の反動で一時上げ幅が縮小する懸念もあるが、今のところ、そのような明らかな反動は見られない。今回は既に10か月連続上げ幅3ppm超えとなっており、前回の倍近く「3ppm」が続いている。

とすると、今年夏に上げ幅が4ppmを超えていたので今現在の3ppm状態が「縮小」状態なのかもしれず、もはや「年3ppm上昇」がこのまま定着してしまう恐れがある。

400ppm以上はこれで13カ月連続。このような状況から今後は恐らく半永久的に400ppm以上が続きそうな情勢だ。

こうなると、CO2濃度増大の歯止めはますます難しくなってきたことになる。思えば人類は観測史上60年近く、前年比で下回れたことがない。人類は60年近く自然に対して連敗続き。パリ協定で減らすと言っても、まだ1勝すらできてない体たらくで、温暖化はますます歯止めなく加速しそうな情勢。このままでは2040年ごろには500ppmに達するかもしれない。

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2016-12-03

北極の海氷面積やっと1000万km2に

f:id:satohhide:20161203215723j:image:leftArctic Sea Ice News & Analysisによると、12月2日現在、北極の海氷面積はちょうど1000.0万㎢に達した。観測史上最低だった2012年は11月24日だったので8日遅れの大台だ。12月2日の同年は1075.3万㎢なので、その差は100万㎢以上あった11月20日現在よりは差が縮まった。

これまでが異常だったとは言えるが、冬になって薄い海氷が広がったので差が縮まっただけなのかもしれない。海氷の体積がどうなったかで明らかになるだろう。

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2016-11-21

南北両極の海氷面積がトンデモなく減少している現実

f:id:satohhide:20161121230213j:image:left海氷面積、南極も北極も同時に観測史上最小状態に」と書いて3週間余り、Arctic Sea Ice News & Analysisによると、11月20日現在、北極の海氷面積は862.5万㎢で観測史上最低だった2012年同日の963.2万㎢より100万㎢も下回った。観測史上最小よりさらに一気に100万㎢も下がるのはさすがに異常な状態だ。10月の北極の気温がいくら高かったとはいえだ。

この異常さは南極の海氷でも起きており、同日の1361.6万㎢はこれまでの観測史上最小値の1986年の1480万㎢より既に100万㎢以上下回っている。世界はこの話題でかなり大騒ぎになっている。北極は海氷面積がなかなか広がらず、南極は爆下げしているのだから。

恐らく、モンスターエルニーニョ現象の影響が半年以上経ってから遅行的に顕著になったのだろうか。北極に至っては、これから海氷が広がるべき時にここ数日、縮小さえしている。まあ、一時的な現象だろうが。

それにしても、この調子だと、2012年9月に記録した年ベースの史上最小値も来年には記録更新されそうだ。そうすると、2007年、2012年とたどっていた5年ごとの爆下げの法則は現実味を帯びて来る。

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2016-11-17

10月の海面気温偏差、徐々に下がる傾向

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の10月の平均海面気温の偏差は0.66℃で先月の0.68℃を下回り、3か月連続0.6℃台にとどまった。前年同月0.81℃からは0.15℃下回り、先月(0.08℃減)よりも下げ幅が大きくなった。これで3か月連続前年同月を下回り下げ幅も広がっている。それまでは13カ月連続0.7℃以上を記録していた。

平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。

一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、10月の世界の陸上平均気温偏差は1.03℃で4か月連続1℃以上を記録した。ただし、昨年同月は1.48℃だったので0.45℃下がったことになる。昨年8月から今年5月まで10カ月連続1℃以上を記録、今年6月の記録が0.89℃で途切れたがこれで直近15カ月のうち14カ月で1℃以上を記録したことになる。直近3カ月は下げ続けており、とりあえずの猛烈な上昇は休止状態になったようだ。

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2016-11-16

10月の世界平均気温、昨年に次ぎ過去2番目の高さ

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f:id:satohhide:20161116111148j:image:left

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年8月の世界の平均気温は偏差0.89℃で、前年同期の1.07℃を大幅に下回った。ただ、一昨年2014年10月の0.86℃を上回り、観測史上2位だった。

世界の月平均気温は昨年10月から7か月連続1℃以上を記録していたが今年5月からは1℃未満を継続している。今年初めまで続いたモンスターエルニーニョ現象が終息したのに合わせて平均気温も一頃の過熱感はなくなったようだ。

ただ、今年前半までが圧倒的に暑かったため、トータルでは今年が昨年を上回って観測史上最高の暑い年になることは間違いないようだ。

全球気温は下降気味だが、その代わり、「海氷面積、南極も北極も同時に観測史上最小状態に」なり、特に「南極の海氷面積、フリーフォールで急降下」しているように北極では海氷の凍結が伸び悩み、南極の海氷が急速に解けた分、気温が若干下がっただけのようだ。

相変わらず地球温暖化が加速していることには間違いない。グラフを見ると、北極、南極が極端に気温が上昇していることが垣間見られる。

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2016-11-14

南極の海氷面積、フリーフォールで急降下

f:id:satohhide:20161114215709j:image:left(参照)

南極の海氷面積、観測史上最小に」から約1週間、南極の海氷面積はさらに急降下、11月13日現在、1486.0万㎢を記録して早々と1500万㎢をいとも簡単に割り込んだ。

これまでの最速1500万㎢は1986年11月19日日で、6日速まった。1981ー2010年の平均は11月25日なので12日も早いことになる。直近の昨年との比較では11月28日なので15日、半月も早まったことになる。

これほどの異常な急降下ぶりは、やはり昨年から今年にかけてのモンスターエルニーニョ現象による海水温の上昇がここに来て南極までに影響したとしか思えない。先週、

このままでは、これから本格的な夏を迎える南極は今まで経験したことがないような氷解が起きるかもしれない。

北極に比べて南極の海氷は年ごとに変動があっても基本的に減る傾向にはなかった。南極大陸自体が他とは隔絶した独立した気候を形成していたためだ。

しかし、そのジンクスもいよいよ破られつつあるのかもしれない。そうなると、海氷ばかりか陸上の氷床も本格的に溶け始める序奏なのかもしれない。

と書いたばかり。懸念したことがいよいよ現実化し始めたのか。

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2016-11-10

北極の海氷体積も一気に史上最小水準に

f:id:satohhide:20161109222501p:image:left(参照)

PIOMAS November 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は10月になって一気に2012年の史上最小年の水準とほぼタイになった。これで4年間の揺り戻しは終了して来年9月にはいよいよ2012年の史上最小記録を更新するかもしれない。海氷面積は既に2012年を大きく下回って推移している。

海氷は2007年、2012年と5年ごとに劇的に減るという経験則のようなものがあり、“順当”に行けば今年ではなく来年思い切り小さくなるのかもしれないが、既に現時点で史上1位レベルのコースに入ったようだ。

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2016-11-09

CO2濃度1年全月で400ppm超え

CO2earthによると、10月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は401.57ppmで、前年同月398.29ppmに比べ3.28ppm上昇した。10月としては観測史上初の400ppm超えで、12か月連続400ppm超えとなり、これで1年の全ての月で400ppmを超えた。

また今年2月から9か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上の記録を3か月上回った。今月11月も3ppm超えの可能性が高く、エルニーニョとは無関係に「年3ppm上昇」が定着する恐れがある。

通常、季節変動では5月に最大値、9月か10月に年間最小値を付けるが、今年は10月が9月を上回り、4年連続9月最小値となった。このことは1年の中でCO2増大期が長くなり、縮小期が短くなったことを意味し、ほぼ1年の3分の2が増大期になったことを意味する。それだけCO2濃度増大の歯止めが難しくなってきたことになる。結果、温暖化はますます加速しそうという予測になってしまう。

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2016-11-07

自然と交渉するには人間・自然間に炭素為替市場を創設するしかない

Financial Times パリ協定 効果期待できず 温暖化の脅威に楽観と現実否認(日経ビジネスリーダー)

自然は人間のことなど一切気にしない。だが、我々は自然に気を配る必要がある。何より我々の行動が自然に悪影響を与えているのなら気にかけるべきだ。人間は様々な形で自然に影響を及ぼしているが、最も深刻なのが気候を介して与える影響だ。もっとも、今のところ我々は気候変動を愚かにも直視せず、「何とかなる」と根拠もなく楽観視しているだけだ。

その通りで、いくらCOPなどで人間同士、国同士が交渉しても、自然は一切関知しない。「自国に不利、どこそこの国はずるく立ち回っている」などと駄々をこねても、ましてや「環境と経済の両立」などと虫のいいこと言っても、自然は一切配慮せず、一切聞く耳を持たず、ただ、人間が四の五の屁理屈こねてCO2排出抑制さぼれば、正直に相応に反応するだけだ。

排出権取引(Carbon emission trading)や炭素税などのCarbon priceだって所詮は人間同士の交渉で完結してしまうので、肝心の自然は関知しないという点では同じで、人間同士の自己満足で終わり、おのずと限界がある。

だとするなら自然の「意見」をどう聞き、どう反映させるか。炭素為替市場の創設だ。現実に大気に存在するCO2と人間が利用する化石燃料市場の相場をリンクしなければならない。その結果、化石燃料市場でプライシングされた石炭、原油、天然ガスの価格がそのままリンクされ、炭素価格に反映される。

ということで、これまでの「炭素本位制」シリーズのまとめ。

炭素本位制ノート1

炭素本位制ノート2

炭素本位制ノート3

炭素本位制ノート4〜森林保有は儲かる

炭素本位制ノート5〜炭素金利

炭素本位制ノート6炭素本位制ノート7〜環境経済大国ブラジル

炭素本位制ノート8〜言葉、貨幣、燃料

プラスα

ふるさと炭素税国際版

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