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2016-09-24

ラルフ・キーリング、今年は全月400ppm超えになると宣言

The Keeling Curve Note on Reaching the Annual Low Point September 23,2016 Rob Monroe

From this it’s already clear that the monthly value for September will be above 400 ppm, probably around 401 ppm.

Is it possible that October 2016 will yield a lower monthly value than September and dip below 400 ppm? Almost impossible. Over the past two decades, there were four years (2002, 2008, 2009, and 2012) in which the monthly value for October was LOWER than September. But in those years, the decrease from September to October was at most 0.45 ppm – which would not seem to be enough to push October values below 400 ppm this year. The monthly value for October will therefore almost certainly also stay above 400 ppm and probably will be higher than 401 ppm.

という訳で今年は人類史上初めて大気中のCO2濃度が全ての月で400ppmを超えることが確実になった。

it already seems safe to conclude that we won’t be seeing a monthly value below 400 ppm this year – or ever again for the indefinite future.

Ralph Keeling

「今年どころか、無限の未来に渡って月別二酸化炭素濃度が400ppm以下になるのを見ることはないだろう。」

ということは、人類史上最後の400ppm未満の月は2015年10月だったことになる。

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2016-09-16

南極の海氷、今年のMAXは2008年以来の低水準

f:id:satohhide:20160916141354j:image:leftADSによると、南極の海氷面積はここに来て腰折れし、今年のMAXは2008年以来、最低になりそうだ。今年は8月29日に1850.4万㎢を記録してこれまでの最大値を付けたが、その後は下降に転じている。このまま8月29日の記録が今年のMAXになる可能性が濃くなった。

このMAXだと、2008年のMAX、9月4日の1826.5万㎢に次ぐ低さ。南極の海氷は21世紀に入って2001年、2002年と低かったが、北極の海氷が減り続ける傾向が顕著な割に減る傾向は見えなかった。このままでは今年は今世紀4番目の最小MAXとなり、今春の「南極の海氷、今世紀3番目の最小値」と並び、MAX、MINIMUM両方で最小レベルになることになる。

2008年は例外的に小さくなったが、それを除くと14年ぶりの低さと言えるかもしれない。特に2009年以降は一時MAX2000万㎢を超えるなどむしろ増えていた。今回の低いMAXが今後の流れを変えるかきっかけになるかどうか。

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2016-09-15

北極の海氷史上2位の最小面積、400万km2割れはぎりぎり免れる

f:id:satohhide:20160915094522j:image:leftADSによると、北極海の海氷面積は9月7日に401.73万km2を記録したが、その後上昇に転じ、6日連続上昇を続け、9月13日現在、423.99万㎢までに回復した。現時点では史上3位のレベルに回復している。

401.73万km2が今年の最小値で、2012年の年間最小記録317.75万㎢に次いで年間最小値史上2位が確定した模様だ。

既に9月半ばになり、上昇期に移行したと見られ、今後はさらに揺り戻しで急落する可能性は考えにくく、4年ぶりの400万㎢割れはギリギリで免れる格好になった。

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2016-09-14

8月の海面気温偏差、34カ月ぶりに前年同月下回る

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の8月の平均海面気温の偏差は0.69℃で、14か月ぶりに0.7℃を下回った。2013年11月から33カ月連続前年同月比を上回っていたが、34カ月ぶりに前年同月(−0.03℃)を下回った。モンスターエルニーニョ現象が消えた効果で上げ幅は最近小さくなっていたが、ここに来てやっとマイナスになった。ただ、現実にはほぼ高止まり状態が続いていると解釈できる。

平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。

一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、8月の世界の陸上平均気温偏差は1.56℃で、4か月ぶりに1.5℃以上になった。昨年8月から13カ月連続1℃以上を保っている。

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2016-09-13

8月の世界平均気温、11か月連続観測史上最高更新

f:id:satohhide:20160913141648j:image:left(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年8月の世界の平均気温は偏差0.98℃で、前年同期の0.78℃を上回り、11か月連続過去最高記録を更新した。今年は6月まで偏差は低まったが、この2か月間、再び上昇に転じ、1℃に迫っている。

今月9月も過去最高を更新すると、まるまる1年過去最高を更新し続けたことになり、過去最高記録は全て2015年以降に更新されたことになる。また12か月連続0.8℃以上を超えた。

2016年は目下、8月まで昨年の年間最高記録をことごとく上回って上昇を続けており、2年連続観測史上もっとも暑い年になるのは確実だ。

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2016-09-06

8月のCO2濃度、7か月連続前年比3ppm上昇、1998年の記録超える

CO2earthによると、8月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は402.24ppmで、前年同月398.93ppmに比べ3.31ppm上昇した。これで2月から7か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上を記録したのを超えた。また8月としては初めて400ppmを超え、まだ400ppm超えしてないのは9月と10月のみとなる。通常、季節変動で9月に年間最小値になるが、目下デイリーベースで前年比3ppmを超えて401ppm台で推移しており、9月も400ppmを超える可能性が大きい。9月が400ppmを超えれば、10月も400ppm超えは確実で、今年は観測史上初めて12か月全月で400ppm超えの公算が高くなる。

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2016-09-04

北極の海氷面積、史上2位以上の最小面積確定

f:id:satohhide:20160904205820j:image:leftADSによると、北極海の海氷面積は9月3日、405.42万km2で、2007年9月17日に記録した同年の最小値406.57万km2を一気に下回った。

2007年よりちょうど2週間早く記録を下回った。このままでは数日内には2012年以来、4年ぶりに400万㎢割れになるのはほぼ確実になった。

観測史上最小値は2012年9月16日、317.75万km2を記録している。あと2週間で仮に1日当たり5万㎢減って行ったとしても約70万㎢で335万㎢どまり。よほど減少傾向が持続しない限り、今年、観測史上最小値を更新するのは考えにくい。9月に入って、今後はさすがに減少スピードも鈍るだろうから。

ただ、かなり最小値に接近する可能性はある。なにしろ、「今までに経験したことがない」気象現象が今年は特に顕著だろうから。

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2016-09-03

北極海の海氷体積も史上2位レベルに

f:id:satohhide:20160903231054j:image:left

(参照)

PIOMAS September 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は先月まで観測史上4位状態に後退していたが、2016年8月が過ぎて一気に史上2位レベルになった模様。2012年に次いで小さくなっている。

8月には低気圧が北極海を通過したようで、海氷が散乱気味で海氷速度が速まったようだ。海氷面積も再び史上2位レベルで減少中なのと一致する。

海氷は2007年、2012年と5年ごとに劇的に減るという経験則のようなものがあり、“順当”に行けば今年ではなく来年思い切り小さくなるのかもしれないが、既に“前段階”で史上2位レベルとなると、“真打”の来年は一体どうなるのやら、とむしろ恐ろしくなる。

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2016-09-02

CO2濃度、地球史上最後の400ppm未満?

f:id:satohhide:20160902195215j:image:leftThe Keeling Curve:Brief Reprieve from 400 PPM Era May Be Thanks to a Hurricane

Hurricane Madeline could be behind an unexpected dip in carbon dioxide concentrations measured at Mauna Loa below 400 parts per million (ppm) this week. The reading reported on Tuesday was 399.86 ppm.

The steady rise caused by human fossil fuel use had made sub-400 ppm readings rare before the El Niño winter of 2015-16. In fact, last year, the rate of increase set a record, rising 3.15 ppm, an acceleration over the average annual pace of 2.1 ppm observed over the full 58-year Keeling Curve history. Because El Niños tend to prod CO2 levels upward, Keeling and other researchers had thought that levels below 400 ppm would not be seen again once the effects of El Niño dissipated this summer.

Keeling said there is evidence to suggest Hurricane Madeline’s approach might have been a source of a temporary drop in CO2 levels.

“A working hypothesis is that the low values are caused by the hurricane bringing in air from much further north, where we do expect to see sub-400 ppm values,” said Keeling. “Earlier this summer, we also saw values that were unseasonably low when a hurricane was looming.”

どうやら、今回の8月29日のマウナロアの二酸化炭素濃度の観測記録399.86ppmは人類史上最後のデイリーベースの400ppm未満になる可能性が出て来たようだ。前日28日の401.48ppmから急落したのは観測所のあるハワイ島東部に発生した2つのハリケーンが原因らしく、ハリケーンが比較的濃度の低い空気をハワイ島におびき寄せたらしい。ハリケーンが原因なら、この状態は数日続くかもしれないが、その後は元に戻って400ppmを回復することになりそう。

ただ、ハリケーンはそれ自体、海水温の熱を吸収して発達したものだし、その力で海中の冷たい海水を海上におびき寄せる効果もある。冷たい海水は大気中のCO2をより多く吸収するだろうから、さらに二酸化炭素濃度を低めるかもしれない。

今年はエルニーニョ現象の影響で、ずっとCO2濃度の上昇が高く平年より1ppm高い3ppm以上前年より高くなっている。ただ、その後はその反動で上昇は緩むらしく、同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上を記録したが、翌年の上昇幅は1ppm程度にとどまっている。今回の急落は反動のきっかけになるかもしれない。9月の上昇幅が急減すれば、あるいは月間で400ppmを割り込む可能性もある。前年同月は397.63ppmだったので400ppmを上回るには2.37ppm以上アップしなければならないが、意外とハードルが高いかもしれない。

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2016-08-29

北極の海氷面積、再び史上2位レベルで減少中

f:id:satohhide:20160829155123j:image:leftADSによると、北極海の海氷面積は8月28日、443.23万km2で、ここに来て融解が加速、2012年についで観測史上2番目のスピードで450万㎢を割り込んでいる。450万㎢割れは観測史上5回目で、いずれも2007年以降に記録されている。

500万㎢割れは9回だったので一段と少ないレベルに突入したことになる。減少期はあと半月ほど続くと思われるので、これまで2012年の一度しか記録してない400万㎢割れの可能性も視野に入って来た。

8月19日時点で、

8月に入って海氷は北極点中心部付近に大きく食い込む形で浸食されており、今後は減少スピードが減速しないまま減り続ける公算も出て来た。大きく割れると海氷が分散し易く海氷の岸にあたる長さが長くなる分、減少が早くなる。

そうなると、昨年の最小面積を下回るばかりか2007年の最小面積をも下回って史上2番目の最小面積を記録する可能性もある。ただ、それでも2012年の史上1位を破る可能性はなさそうだ。

と予測していたが、現実もほぼ予測をなぞっている感じだ。

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