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- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/16
- メディア: 文庫
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週末西北の病院に行ったついでに買ってきた本。
さやは基本文庫派です・・・
(だからまだびっくり箱とか読んでない〜〜〜〜〜)
国名シリーズの第・・・何弾?
まぁいいや。
今回は前回のマレー鉄道と違い、短編集でした。
- 「あるYの悲劇」
インディーズバンドのギタリストが殺された。
犯人はー?
現場に残されたYの文字!!!!
なんかスポニチとかの見出しか?これは。
的に書いてしまっていますが・・・・・・・
エラリークイーンの「Yの悲劇」にひっかけているようなそうでないような・・・・
私としてはYの悲劇よりWの悲劇のほうが馴染み深い・・・・
さておき。
この解決はまたどんでんでした。
ははぁ・・・なるほどそうくるか・・・・なんだなぁ・・・
それにしてもこの方の語彙の多さには尊敬しかない・・・・・
もっと漢字のお勉強しなきゃだめだな・・・
- 女彫刻家の首
美しき彫刻家の持ち去られた首は今いずこ。
かわりの石膏が泣く!!!
さて、今回はこのシリーズで。(マテ・・・・)
これは策士策に溺れるを地で行った犯人って感じでしたね。
そうまでして得たいものなのかと思わなくもないけどね。
- シャイロックの密室
金貸し密室の惨劇
容疑者数知れず、警察は・・・・・
これはなんかなぁ・・・・私的にはいまいちな話。
トリックは好きなんだけど話の根底にあるのがあんまり好きではなかったなぁ・・・
純粋に密室トリックものとして楽しみました。
個人的にベニスの商人のこの人はなんかなさけなくてあれです。
ある意味「おばか」だよな。
- スイス時計の謎
サファイアガラスとともに砕け散る友情
真実は手首に光る!!!!
はい、単なる悪乗りです。
この話はなんかこう、時勢を含んだって感覚を持ちました。
学生時代の友情って結構損得なしの部分も残ってたりするもの。
それがどういうわけか変わっていく怖さ。
人との関係性は不変ではないから面白く、そして恐ろしい。
でも一人でなど生きていくことなんて出来ない。
誰か。
自分にとって心許せる誰かとともに過ごせる。
それがおそらくは何よりも得がたい宝物なのに。
そう思い一気に読みふけった次第でした。
この話はなんか読後感が物悲しさでいっぱいになりました。
さておき。
関西限定Chu Chuに有栖川有栖先生ご推薦のたこ焼きやが載ってました。
記憶違いでなければ千里中央セルシー内だったと・・・・・
明日確認してこよう。
しかしこの方の話実際の地名(関西)がでてくるので本当に感じてしまう私のこの単純さ・・・・・・