WWWの理念

There is no reason to have to ask before making a link to another site.
(Tim Berners-Lee)

WWW(World Wide Web)とは、どのような目的で作られ、どのように発展してきたのだろうか。言い換えれば、WWWはどのような理念の下に存在しているのだろうか。いうまでもない。互いの知を全世界に公開し、ネットワーク化することだ。具体的には、ハイパーテキストによる情報の結合、情報資源の共有である。WWWはそのために発明されたし、そう考える人たちの努力によって発展してきた。そして、そう考える多くの人たちによって今も支えられている。
ネットワーク化することが嫌なら、WWWに公開するべきではない。WWWに公開することとはすなわち全世界に公開することであるし、誰でも自由にリンクできるということなのだ。

私が構想していたのは、自分の知識や考えを共有させることが、他人の知識を学ぶのと同じくらいに容易であるようなシステムであった。... すべての文書をある意味で「等価」にすることもまた不可欠である。システムはユーザーを制約してはならない。どの文書についても、それがたまたまどこに保存されていようと、同じようにたやすくリンクできるようになっていなければならない。

  • Webの創成 World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか(P49-50)-

(Tim Berners-Lee著/高橋徹監訳/毎日コミュニケーションズ)

だから、「リンクされるのは嫌だ」というのは異様な主張である。やってることと言ってることが矛盾している。リンクされるのが嫌なら、それこそチラシの裏にでも書いておけばいい。本来の理念に沿ってWWWを活用しようという人に、「自分が嫌だから」という理由で文句を付けるのはただのわがままであり、WWW上のマナーに著しく反している。



…って、なんか真面目そうな出だしなんですけど、いやあ、飛ばしてますね、ちゃんちゃんさん。自分のブログで相変わらず意味不明のたわごとほざいているんですけど、読んでると電波たっぷりです。

以下、意外としつこい(苦笑)(ちゃんちゃんのたわごと/ちゃんちゃん)から引用。

 なんかあのお方(引用者注:私のことです)、新たにエントリ立てて(引用者注:ここ)人を見下してる内容を書いてる上、しつこくリンク貼ってる・・・

なにこの被害妄想(呆)
新しいエントリーなのはその通りだけど、あれはブックマークコメントに対する私のコメントを書いたエントリーだ。自分のブログのエントリーに過去最大(現在で20を超える)のブックマークがあって、コメントもたくさん付いてるんだから、そりゃそれに対するコメントぐらい書きますよ。大体、ちゃんちゃんさんに批判的なコメントは一部しか取り出してしてないのに、それ以外のコメントは全部取り出してるんだから、「人を見下してる内容」なんてただの被害妄想にすぎないのがわかるだろう。そりゃまあ、ちゃんちゃんさんに好意的なコメントには言及してないし、ちゃんちゃんさんに無関係なコメントだってほとんどないけど、仕方ないだろう、そんなコメントなんてないんだから
「しつこくリンク貼ってる・・・」って、ちゃんちゃんさん、やっぱりWWWの理念とか歴史とか調べてないのね。無断リンク禁止の主張がどれだけWWWの発展に努力した人たちを馬鹿にする行為かわかってるのだろうか。バーナーズリーも草葉の陰で泣いてます(勝手に殺すな(笑))。

無断リンクがマナー違反では無いとしても、すでに「嫌」と意志表示している人に対し、同じ行いを繰り返す事がマナー違反で無いなら、もう法律で許される事はみなマナー違反では無いに等しくなってしまいます。そんな世の中最悪ですね。

その「嫌」という意思表示をすることがマナー違反、という考えはないんだろうな。WWWについて書かれた本なんていくらでもあるのに、勉強したことないんだろうか。「嫌と意思表示すれば相手が従ってくれる」って、どんな甘えた考えだよ。マナーというのは「他人にわがままを言うこと」でもなければ「相手のわがままに付き合うこと」でもない。それぐらいの常識は持て

普通はもう少し相手の気持ちを汲むもんですけどねえ・・・

ええ、汲んでますよ。読者がきちんと参照ページを当たれるように、適切なリンクを張っています。WWWで自分の意見を公開している以上、当然持つべき良識でしょう。そもそもWWWはそのためにあるんだし。

まあこの考えも、彼からすれば僕の「身勝手な良識」か(苦笑)

私でなく、「バーナーズリーをはじめWWWの発明と発展に貢献した人」からすれば「ちゃんちゃんさんの身勝手なわがまま」でしょうね。まったく、こんな甘えたがWWW使ってたらバーナーズリーも浮かばれない(だから生きてるって(笑))。

まあもう別にどうでも良いです。相手にするだけ疲れるし、法律上問題無いなんて事は普通に考えれば解るわけですから。 マナーに関してだって、どちらが100%正しいという事は無いはずですから、せめて嫌がる相手にしつこく同じ事を繰り返す必要なんて無いでしょうに。

なにこの甘えたな考え方。自分が嫌なら、相手はWWWの理念を無視して、他の多くの人に迷惑かけてでも従ってくれるべきだってか。これでよく光市母子殺人事件の被告人を批判できるな
ちゃんちゃんさんはたぶん大人だろうけど、これが子供の意見なら
どんな育てられ方をしたらこんな人間に育つんだ!
親の顔が見たい!

というところである。



そりゃあさあ、「sci98はひどい奴ですね。ちゃんちゃんはわがままで甘えたなんだから、他人に迷惑かけてでもちゃんちゃんさんの意見に従うべきですよね」といえばちゃんちゃんさんはうれしいかもしれないよ。でもね、そんなことを言うとウソをつくことになってしまう。私はウソをつくことが大嫌いだから(ここはこのエントリーの唯一のジョークなので読者は笑うように)、そんなこと言える訳がない。

ちゃんちゃんさんがわがまま言うのも、それを他人に言うのも自由だし(よく恥ずかしくないな、とは思うが)、ちゃんちゃんさんに人並みのマナーを要求したりはしないよ(無理なお願いはしないことにしている)。でもね、せめてWWWの普及と発展に貢献した人たち、その中でもバーナーズリーには敬意を払ってほしい。私に対してはどうでもいいから、これから一回無断リンク禁止を言うたびに、バーナーズリーの墓前に手を合わせてほしい。今はそれだけを望んでいる(だから勝手に殺すなって!)。