初日!

早稲田青空古本祭初日。朝8時半に会場へ。棚の下にストックを下ろしたり、文庫を直したりする。9時朝礼。本日のシフト、工程が説明される。テントの横幕を上げ、文庫コーナーの設営。会館添などの常連さんが集まりだす。なんか凄いですよね、いろんな形で開場前に会場に入ろうとする人(笑)。最後も結局10時直前に誰かがヒモをつないである重石を押し倒して勝手に開場に・・・。40分ほど警備役をやり、ちょうど会場に来ていた荻原魚雷さん、フリペ「buku」編集のライター・北條さんと〈シャノアール〉でお茶。青空の時はここのキウイジュースと決めてあるんだな、これが。


午後、急に雨がパラつく。ビニールシートを文庫コーナーと、本会場テント外の棚にすばやくかける。いっせいに阿佐ヶ谷の阿南古堂店主の久我に「お前のせいだな」「いいかげんにしろよ」と声をかける。さらに「お前、雨を降らせたから会場参加費、倍な」と言うや急に晴れに。「お前、金で動くのか!」と言われていた。かわいそうな久我ちゃん・・・。


初日であるが、平日だなぁという感じ。お客さん、少なくもないが多くもない。大学がまだなんだよね、始まるの。棚の本も週末初日のように「丸一列がガランと空く」というような感じはないがほどよく売れていく。3時過ぎ、追加の本50冊を店に取りにいく。暗くなってまんまるの月を見る。夜の穴八幡はいいなぁ。


閉店近く、退屈男君が来た。ひまなので、一緒に退屈君が欲しそうな本を探す。誰も注目してないけど「○書店の大判コーナーは毎年凄いんだぜ」と教えてあげる。7時、初日終了。終礼後、立石書店へ行く。知人が閉店間際に集まったので飲みにいくことに。旅猫・金子さんの相棒の女子、コウノちゃん、未来社の天野嬢、晩鮭亭さん、退屈君、魚雷さんに向井とイチローの7人で〈和民〉。晩鮭亭さんのブログにたまに出て来る怪しいコンビニ店員の話などを聞く。ステキだった。頼んだ食べ物が全部隣のテーブルにいってしまうアクシデントあり(気付いてくれよ、隣の人たち・・・)。10時ごろ解散。


あっ、青空古本祭は昨年の売り上げより100万円減! というとなんだかやばい感じに聞こえるが、昨年は休日の日曜初日。残りが全部平日だったことを考えると、これから週末が来る今年はその程度の売り上げ減ですんだのは良しなのです。というわけで週末、気が向いたらご来場くださーい。昨日もそうだけど、一日が長いよ!


《今日の後悔》朝、文庫台を整理していたら親父が値付けした自分の棚の文庫の中に中公文庫の青山二郎『眼の引越し』が200円。おぉ、これはちゃんとした値で売りたいぜ、なんて言ってたら人に呼ばれてそのままに・・・。開店後すぐに戻るももちろんすでに無し。