路上惨劇 両親刺殺し22歳息子も自殺 千葉・習志野

男女2人が殺害された路上を調べる警察

 31日午前6時10分ごろ、千葉県習志野市花咲1の市道で、若い男が両親と見られる男女2人を包丁で刺しているのを近所の人が目撃し、110番通報した。


 2人は病院に運ばれたが、腹などを刺され、間もなく死亡。男も2人を刺した後に自分の胸を刺して自殺を図り、まもなく死亡した。


 千葉県警習志野署の調べでは、刺殺された男女は同所に住む大塩邦男さん(55)と妻光子さん(52)で、自殺した男は大塩さんの二男、武志容疑者(22)。同署は被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する方針。


 目撃者の話などによると、言い争う声が聞こえ、光子さんが家の外に飛び出した後、武志容疑者が包丁を持って追いかけて刺し、止めようとした邦男さんの上に馬乗りになって腹部を刺したという。


 武志容疑者は自宅の周辺を歩き回った後に自殺を図った。包丁の刃渡りは約17センチあった。


 目撃した男性は「(武志容疑者に)『落ち着け』と何度も叫んだが、全く反応がなかった。目はうつろで怖かった」と振り返った。


 現場はJR総武線幕張本郷駅に近い住宅地。住民によると、大塩さん一家は今年2月に横浜市内から越してきたといい、近所付き合いはなく、住民も顔を合わせたことがほとんどなかったという。


 近代にみられる独立社会がもたらした不幸とも言えるであろう。人間は関わりあって生きていかなければ成り立たないのである。それを無視した結果であるとも言える。


 もちろん周りの環境などに左右されてはならない。

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