タイムマネジメント・バッファーマネジメント

タイムマネジメントで有効なのが、バッファーをうまく活用しながら、「間合い」を持ってスケジュールを管理することだ。例えば、スケジュールにぎっしりと予定を組み込んでしまうようなやり方は、スケジュールが予定通り進まない場合や新しい発想が必要な場合などに失敗を招く場合が多い。バッファーには3つある。

プロジェクト・バッファー

プロジェクトで何が起こっても対応できるように見ておくバッファー。あえて、何もしない時間を作っておくなど、非常事態になったときにそこを使えるようにしておくことが重要。もし、何もなければ、改めてその時間を好きなことにあてればよい。

合流・バッファー

プロジェクトのメインの作業ライン(クリティカルパス)と並行で行っている別の作業に対するバッファー。例えば、他の人が担当している作業については、その人の作業の遅れをあらかじめ想定してスケジュールを立てる。他の人の作業は、細かく監視、コントロールしずらく、予想外のことが起こりやすいので、バッファーを見込んで速めに依頼するとか、締切日を予定よりも早めに設定しておくとかの工夫があるとよい。

リソース・バッファー

万が一のために、ヒト・モノ・カネといったリソースに余裕を持たせておく。