「Loser's Parade」

for さえない日々

ハマケンロックフェスティバル

あー!最高にくだらなかった!


来てしまいました、浜野隊長の生誕26周年記念ライブ。わざわざ大阪、梅田シャングリラまで。えー、ひとつ言い訳をさせてください。別にこれだけが目的ではなかったんです。仕事を辞めるにあたり時間ができたため、関西に遊びに来たついでのつもりだったんです。でも、正直これがメインになってしまいました。いやはや、浜野さんには参りました。まさかあんなにエンターテイメントあふれるイベントになるとは…。ぶっちゃけ昼のタワレコイベントも覗いてみたんですけど、正直アウェイ感でまくりでグダグダだったんです。だからものすごく不安だったんですけど…とんでもない。やっぱりライブは最高のものでした。


今回の出演者はDJにカクバリ社長とサイトウジュンfromユアソン。ライブは宮崎吐夢バンドに在日ファンク。入場するとすでにジュンさんのDJにあわせてフリースタイルをかます社長が。なんでもやってしまう代表取締役なのでした。トークを交えたDJプレイを拝見していると、後ろから河井克夫さんが登場。河井さんもDJをするのかよ思いきや、なにやら仕込み中。そして河井さんがネコのぬいぐるみ(オロチ?)を抱いたままステージに移動すると幕が開き、オロチの格好(+某大臣バリに絆創膏を貼って)吐夢さん登場!…というか、バンドじゃない!吐夢さんと河合さんだけだー!ジュンさんがプレイするサケロックオールスターズの『七拍酒(JxJx remix)』をバックに「わったっしのーおじさんがー わったっしにー手を出したー」と永遠に歌い続けるという荒業を披露。そしてショートプレイフェスティバル出演のためその1曲で終了。まさにやり逃げ。もっとちゃんと吐夢さんを見たかった…。
その後再度DJタイムに入り、ついに浜野謙太、渾身のファンク魂を見せ付ける在日ファンクの登場。1曲目は映画「黄色い涙」のサントラに採用された浜野さんのオリジナル曲『平凡な生活』をファンクで。もともとはストリートエンジェルス(浜野さんメインのバンド)で演奏されていたため、こういうアップテンポなのが原曲だったのかもしれませんが、ファンクで奏でるとすごい印象が変わってました。というか、演奏がめちゃめちゃタイト*1!ドラムはご存知サケロックより多忙ドラマーの伊藤大地、サックスはKilling Floorでお馴染みの盟友福島ピート幹夫さん、ベースはジョン・ゾーンのレーベルからCDリリースしているMUDDY WORLD(CD持ってます!「十代暴動ナイト」のDVDも持ってます!)の村上啓太氏。つわものぞろいです。ちなみにこの「在日ファンク」はサケロック以前に浜野さんが組んでいたバンドで、啓太さんはオリジナルメンバーでありリーダーだそう。そのときにはMUDDY WORLDドラム杉田氏もメンバーだったようで、過去には現おとぎ話の有馬氏も対バンをしていたそうです。もう、演奏がハンパなくかっこよくてすごかったし、浜野さんのファンクモードは不覚にもかっこよかった。途中、ジュンさんを招きまさかの『スペシャボーイズのテーマ』を披露!うわ、これすごいかっこいい!大関さんがビデオまわしてたので絶対スペシャボーイズで流れるでしょう。しかし、客席にスペシャボーイズ視聴者はどれだけいたのやら。そして今回最高だったのはユアソンの「歌ものか…」な曲、『あいつによろしく』をファンクバージョンで披露。これがもう、おそろしくタイトでかっこよく、正直ユアソンのものよりもイイと思ってしまった。ジュンさんは「是非ともこのバージョンを7inchで!」と熱弁していましたが、実現していただきたい。その後JBのカバーや『京都』を披露し、ファンクな時間はあっという間に過ぎていきました。
そして終演後、社長が司会となり「ハマケンちやほやタイム」ということで、なにが始まるのかと思いきや、なんと客が浜野さんをデッサンして、それを浜野さんにプレゼントしてほしいということ。会場の際、色紙と鉛筆を配布されていたのですが、その謎が解けました。浜野さんは中央のバーカウンターの上に立ち、カラオケを熱唱しながらみんなでデッサンタイム。なんなんですかこの企画…。アホすぎる。しかもカラオケの選曲が『青い稲妻』『セロリ』『残酷な天使のテーゼ』って…。ついつい一緒に歌ってしまったじゃないか!デッサンタイム終了後、ステージにはバースデーケーキが到着。そしてその後は撮影タイムということで肖像権無視のカクバリズムは、客席に撮影を許可。撮った撮った、浜野さんも社長も大地君もジュンさんも。なんてパーティーだ。こんなの、東京じゃないから許された無法地帯。そして最後に浜野さんが胴上げをされたいということで客の男勢がステージ前方に集められ、協力して胴上げ。参加しましたよ、男なんで。浜野さんを高々と放り投げてやりました。浜野さんのあらゆる部分を触らざるを得なかったのがおもしろかった。というかトランクスだったから浜野さんの袋とかが見え隠れしてて、それを女性陣が「目を覆いながらも指の隙間から見ている」状態なのがおもしろかった。浜野さんは担がれたまま客の頭上を移動し、出入り口へ。そして350名の色紙を一人ずつもらいながら、一人一人に信長シールを配布、そして握手やらツーショット写真やらのこれまた無法地帯。ちなみにオレは男性が珍しかったからかおもいっきりハグされました。あと「絵心ありますねー」とも言われました。でもごめん、その横には「浜野さん、タワレコではスベってましたね」って書いてたんですけど。


昨年は赤犬vsサケロックだった8月5日。淀川花火大会とダダカブりで人ごみが半端なかったこと、同じくケーキを用意されていたこと、メンバーは当日誕生日だって覚えてくれていなかったこと、赤犬より「1日分の食料と水」をプレゼントされ、翌日のライブ会場、広島まで歩いていけを会場を追い出されたこと。いろいろ思い出しましたが、今回も強烈でした。もしやこれ、シャングリラの恒例となるんでしょうか。でも来年は平日だからもう見れませんけど。それにしても350枚のチケットが完売したって、すごいことだと思います。例えがニッチですが、これはTEAM-NACSにおけるドリームジャンボリーだったのではないでしょうか。本業ではないが、ものすごく真剣に行い、「今日だけは勘違いさせてくれ!」というファン感謝デー。こんなイベントがチケット完売って、恐ろしいことです。いや、ものすごく楽しかったんですけど。


ちなみに!サケロックのライブは12月に大阪で「けっこういいところで(カクバリ社長談)」やるそうです。どうもツアーの噂があるみたいなので、きっと星野リーダーの「キャバレー」が終わった11月ごろから再びサケロックの活動が再開されるのではないでしょうか。非常に楽しみでございます。


あ!こんなところでカクバリズムのみんながモデルやってる!馨くん、身長178cmって誤植じゃない?ジュンさんの177cmよりデカいってことはないような気が。写真を見てもそんな気がする。しかしキセル弟はともかく、社長はファッションモデルまでこなしてしまいますか。てか社長、176cmで56kgって、細っ!骨!!ああ、あとそうだ。インストアで言ってましたが、サケロック×タムくん×かまわぬでオリジナル手ぬぐいが販売されるようです。柄は遠くて見えなかったなぁ…。

*1:ジュンさん曰く、ユアソンの100倍タイト