女の子の記憶
つい先日高校へ行ってきますた
進路室で書類を書いていたところ、3年生の時のクラ友が
入ってきました
ちなみに女の子
しかもちょっとかわいい
ふと目が合い ニコッと微笑みかけてきました
おれは心の中で
(案外覚えられてるじゃん フフフ)
と ほくそ笑みました
その子は明るくこう言いました
「ひさしぶり!元気してた?吉岡君も浪人してたんだ〜!今年は医学部受けるんでしょ?代ゼミらしいね〜あたし河合なんだ。国立はとてもムリだから私立専願なんだ〜」
さてここで問題が起きてしまいました
- おれは吉岡ではない
- おれは医学部なんて受けない
- おれは駿台生
その後ものその子はおれを「吉岡君」と呼びつづけ
そのまま帰っていきました
おれもそのまま切なさとむなしさを引きずりながら家路につきました
帰り道空を見ながらある小説の冒頭部分が脳裏をよぎりました
「寂しさは鳴る」
ガンガン鳴りつづけた19の夜でした
りさたん ハァハァ