クロス・レクイエム(Right to Silence)

午後はずっとボンヤリしていたんだけど、夕方からDVDをレンタルに行く。

※オーストラリアのサイトでやっと見つけたジャケット(日本でレンタルされているモノとは異なります)。
このブログでも何度か紹介している、良質の英国のテレビドラマ「Wire in the Blood」シリーズの Series 2-Episode 3 となるモノで、「クライング・ドール」「ウィッチ・コード」に続く物語。しかし、相変わらずパッケージ等には続き物である旨の紹介はない。
物語は、レストランの厨房で、殴打されバールを喉に突き刺された上、「V」の字の焼き印を押された死体が見つかるところから始まる。警部補から警部へ昇任したキャロルは、現場を見るなり、犯罪心理分析官のトニーのところへ助けを求めに行く。現場に残された遺留品や殺害の手口は、既に殺人で逮捕し拘留中の男のモノであったからだ。トニーの居場所を聞き出し駆けつけたキャロルであるが、なんとトニーは結婚式の真っ最中だった....
毎回書くけど、このシリーズはTVドラマとしては本当によくできている。シリーズものなので単体としてみれば今回も説明不足の感は拭えないけど、僕みたいに続けて見ていれば、前作や前々作の意味不明な伏線もつながってくる。
今回は、警部に昇任したキャロルのプレッシャーをよく描いているんだけど、プレッシャーを受ければ受けるほどトニーを頼るキャロルに少々苛つく。これは物語中の同僚も漏らしているので、狙いどおりということだろう。トニーの分析は若干都合よすぎる部分もあるけど、納得の出来るモノ。
たぶん、今後この続きもリリースされるんだろうけど、順番に見た方が面白いと思うから、キチンとシリーズとして出してくれないかぁ。
クライング・ドール(Still She Cries) - So What?
ウィッチ・コード(The Darkness of Light) - So What?