iPhone 4S(iOS5)でもフィールドテストモード使えます

詳細な電波強度や、現在利用中の周波数バンドを調べるために必要なiPhoneのフィールドテストモード。
電話のキーパッドから「*3001#12345#*」と入力して発信すると起動するあれです。

(画像はiPhone 3GS/iOS4.2.1のもの、ちなみにFOMAプラス(W-CDMA800MHz)をつかんでいる状態:詳しくは下記)
このフィールドテストモード、iPhone 4S及びiOS5でも使えるのかが気になっていましたが、家電量販店でおさわりした際に試してみたところ、ちゃんと使えました。
起動コマンドはこれまでと同じです。


iPhone 4Sのフィールドテストモードは契約キャリアが採用する通信方式によって内容が異なり、通信方式がW-CDMA/GSM(SoftBank向け、SIMロックフリー)の端末でCDMA2000関連の情報、CDMA2000(au向け、Verizonなど国外のCDMA2000採用キャリア向け)の端末でW-CDMA/GSM関連の情報を見ることはできません。
そして利用中のW-CDMA周波数バンドを調べるためには「UMTS Cell Environment→UMTS RR Info」を開いて「Downlink/Uplink Frequency」をチェックしますが、SoftBankiPhone 4Sではこの項目が空欄になっていて、Channel No.が表示されないことがあります。
数台の端末でチェックすると、表示されるものとされないものがあったのが不思議です。
この場合はiPhone 4S/iOS5のフィールドテストモードで新たに表示されるようになった項目「UARFCN」を確認して、その値がここにあるどの周波数バンドのDownlink Channel No.の値の範囲内に入っているかをチェックすることで利用中の周波数バンドを確認することが可能かも知れません。
私がSoftBank版でフィールドテストモードを行なった際の「UARFCN」の値は「10815」(記憶が定かではないので違ったかも)だったので、上記の確認法を適用すると「W-CDMA2100MHz」となり、実際の利用周波数バンドと合致しています。
ということでこの方法は使えるかも。


ちなみにドコモ回線を使用中で、現在つかんでいる電波がFOMAプラス(W-CDMA800MHz)であるかどうかを調べるにはフィールドテストモードを起動して「UMTS Cell Environment→UMTS RR Info」を開き、次の値が


Downlink Frequency:1037 or 1062
Uplink Frequency:812 or 837
UARFCN:1037,1062 or 4387〜4413


であればFOMAプラスの電波をつかんでいる状態になります。
SIMロックフリーiPhone 4Sを購入し、FOMAプラス対応か否かをチェックしようと考えている方(私ぐらいかな?)はここまで確認することをお勧めします。