『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第142回)

(テキスト144ページ、3行目〜)

I was indeed terribly surpris'd at the sight, and stepp'd short within my grove, not daring to go out, least I might be surpris'd; and yet I had no more peace within, from the apprehensions I had, that if these savages in rambling over the island, should find my corn standing, or cut, or any of my works or improvements, they would immediately conclude, that there were people in the place, and would then never give over till they had found me out:

terribly(副)恐ろしく、ものすごく
surpris'd→surprised(形)驚いた、びっくりした(at)
at(前)(感情の原因を表わして)〜に(接して)、〜を見て、聞いて、考えて ・be surprised at 〜に驚く
sight(名)光景、風景、眺め
stepp'd→stopped
stop(自)止まる、停止する
short(副)突然、急に
within(前)〜の内に、〜の中に
my(代)私の
grove(名)(散策などに適した下生えのない)小さい森、木立
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(〜し)ない
dare(他)あえて(〜)する、思い切って(勇気をもって、生意気にも)(〜)する(+to do)
go out 外へ出る、(〜へ)出ていく
least(接)(廃)=lest(接)〜しないように、するといけないから(=in case)
might(助動)(仮定法仮定)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(現在の推量を表わして)〜するかもしれない
yet(副)(andまたはbutに伴って)それにもかかわらず、それなのに、しかもなお
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
no more それ以上(もはや、二度と)〜しない
peace(名)安心、平安
within(副)内に(で)、中に(で)、内部は(で)
from(前)(原因・理由を表わして)〜のために、〜の結果
apprehension(名)気づかい、心配、懸念(=anxiety) ・have some apprehension 気づかう
that(接)(名詞節を導いて)(〜)という/(同格節を導いて)(thatを略すことはない)
savage(名)野蛮人、未開人
in(前)(行為・活動・従事を表わして)〜して、〜に従事して(doing)
ramble(自)(副詞句を伴って)ぶらぶら歩く、あてもなく歩く
over(前)一面に、〜の上をあちこち
should(助動)(仮定法で)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(〜ならば、〜しても)、もしかして〜ということでもあれば(あっても)
find(他)(〜を)(偶然)見つける、ふと見つける(+目+doing)
corn(名)穀物、穀類(小麦・大麦・オート麦など)
standing(形)(作物など)生えたままの ・standing corn 刈ってない穀草
or(接)(二つまたはそれ以上の選択すべき文法上同性質の語・句・節を対等につないで)(三つ以上の選択に用いて)〜か〜か〜か
cut(形)切り離した(取った)、刈った、摘んだ
any(代)(疑問文・条件節でany of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)何か、だれか(of)
of(前)(部分を表わして)〜の中の
work(名)(やっている)仕事
improvement(名)(同一物の)改良(改善)されたもの、改良(改善)(点)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)〜(する)だろう
immediately(副)直ちに、即座に、早速
conclude(他)(〜だと)結論を下す、断定する(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して〜ない
give over(〜を)やめる
till(接)(否定語の後に用いて)〜するまでは(〜しない)、〜して初めて(〜する)
find out(調査などをして)(〜を)見つけ出す、発見する、知る

In this extremity I went back directly to my castle, pull'd up the ladder after me, and made all things without look as wild and natural as I could.

in(前)(状態を表わして)〜の状態に(で)
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
extremity(名)(またan 〜)(苦痛・悲しみなどの)きわみ、極度、極限(状態) ・in one's extremity 窮地に陥って、いよいよ困って
go back(〜へ)戻る、帰る(to)
directly(副)まっすぐに、一直線に、直行で
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に
pull'd→pulled
pull up(〜を)引っ張り上げる
ladder(名)はしご(はしごの下を通るのは不吉であるという迷信があるが、これは昔、はしごが絞首刑や火刑の道具の一つとして使われ、死を暗示したことによるといわれる)
after(前)(順序・場所を表わして)〜のあとに、〜の後ろに続いて
make(他)(強制的にも非強制的にも)(〜に)(〜)させる(+目+原形)
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
without(副)(古)外は(に)
as 〜 as one can できるだけ

Then I prepar'd my self within, putting myself in a posture of defence; I loaded all my cannon, as I call'd them; that is to say, my musquets, which were mounted upon my new fortification, and all my pistols, and resolv'd to defend my self to the last gasp, not forgetting seriously to commend my self to the divine protection, and earnestly to pray to God to deliver me out of the hands of the barbarians; and in this posture I continu'd about two hours; and began to be mighty impatient for intelligence abroad, for I had no spies to send out.

prepar'd→prepared
prepare(他)(prepare oneselfで)心構えをする、覚悟を決める
put(他)(〜を)(〜の状態・関係に)置く、する(in)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
posture(名)(体の)姿勢、ポーズ ・in a 〜 posture 〜の姿勢で
defence(名)(英)=defense(名)防衛、防御、守備(⇔offense)
load(他)(鉄砲に)弾丸を込める、装填(そうてん)する
cannon(名)(昔の)カノン砲
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
call'd→called
call(他)(人を)(〜と)呼ぶ、称する(+目+補)
that is to say すなわち
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
mounted(形)台紙にはった、台に(据え)付けた
fortification(名)(通例複数形で)防御工事、とりで、要塞(ようさい)
pistol(名)ピストル、拳銃
resolv'd→resolved
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
defend(他)(国・人などを)守る、守備する
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)〜に至るまで、〜するほどに
last(形)(通例the 〜、one's 〜)最終の
gasp(名)あえぎ、息切れ
forget(他)忘れて(〜)しない、(〜)し忘れる(+to do)
seriously(副)まじめに、真剣に
commend(他)(古)(人・ものを)(他人の世話に)ゆだねる、託する(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
divine(形)神の
protection(名)保護(する(される)こと)、擁護、庇護(ひご)
earnestly(副)まじめに、真剣に、熱心に
pray(他)(〜を)祈る ・pray to God to do 〜してくださいと神に祈る
deliver(他)(古)(人を)(〜から)救い出す、救出する(from)
out of(前)〜の届かぬところに(⇔within)
hand(名)(通例複数形で)管理、支配、監督(of)
barbarian(名)野蛮人、未開人
continu'd→continued
continue(自)(仕事などを)(休まずに)続ける
about(副)(数詞を伴って)およそ、約〜
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+to do)
mighty(副)非常に
impatient(形)(〜を)待ち遠しがって
for(前)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)〜に対して(する)、〜を理解する
intelligence(名)(特に、重要な事柄の)報道、諜(ちょう)報
abroad(副)(古)戸外で
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((〜すべき(できる))用事・時間をなして)もっている、与えられている
spy(名)スパイ(人)
send out(人を)派遣する、送り出す

After sitting a while longer, and musing what I should do in this case, I was not able to bear sitting in ignorance any longer; so setting up my ladder to the side of the hill, where there was a flat place, as I observ'd before, and then pulling the ladder up after me, I set it up again, and mounted the top of the hill, and pulling out my perspective glass, which I had taken on purpose, I laid me down flat on my belly, on the ground, and began to look for the place; I presently found there was no less than nine naked savages, sitting round a small fire, they had made, not to warm them; for they had no need of that, the weather being extreme hot; but as I suppos'd, to dress some of their barbarous diet, of human flesh, which they had brought with them, whether alive or dead I could not know.

while(名)(a 〜)(短い)間、暫時(ざんじ) ・after a while しばらくして
long(副)長く、長い間、久しく
muse(他)思いめぐらす
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で
able(形)(〜することが)できて、(〜し)えて(⇔unable)(+to do)
bear(他)(通例can、couldを伴って否定文または疑問文で)(苦痛・不幸などに)耐える、我慢する(+doing)
ignorance(名)無知、無学
any longer(疑問・否定文に用いて)もはや、これ以上
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
set up(柱・像などを)立てる
to(前)(方向を表わして)(方角を表わして)〜のほうに(当たって)
side(名)(前後・上下以外の)側面、横、わき(of)
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)
flat(形)平らな、平たい
observ'd→observed
observe(他)(〜と)述べる、言う(+that)
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
pull up(〜を)引っ張り上げる
mount(他)(山・階段・王位に)登る
pull out(〜を)引き抜く、引き出す
prospective(形)予期される、見込みの(ある)、〜になる予定の、〜になりそうな(=potential)
glass(名)望遠鏡(=telescope)、顕微鏡(=microscope)
take(他)(副詞句を伴って)(ある場所から他へ)持っていく、連れていく
on purpose 故意に、わざと
lay down(〜を)(〜に)横たえる、下に置く
flat(副)平らに、(べったり)横たわって ・lie flat on the ground 地面にぴたりと伏す
belly(名)(人間・動物・魚の)腹、腹部
look for 〜 〜を探す
presently(副)まもなく、やがて
find(他)(研究・調査・計算などをして)(答えなどを)発見する、見出す(+that)
no less than 〜(数詞を伴って)〜も(=as many as)
nine(形)(基数の9)9の、9個の、9人の
naked(形)(身体(の一部)が)裸、裸体の
round(前)〜の周囲に、〜をぐるりと取り巻いて(囲んで)
fire(名)(暖房・料理用の)火、炉火、炭火、たき火 ・make a fire 火をたく(起こす)
make(他)(火を)おこす ・make a fire 火をたく(おこす)
warm(他)(〜を)温める、温かくする
have need of 〜 〜を必要とする
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと(⇔this)
extreme(副)(古)=extremely(副)極度に、極端に、きわめて、ごく
hot(形)(気温上「寒い」に対して)熱い
suppos'd→supposed
suppose(他)(知っていることから)推測する、思う、考える(+that)
dress(他)(料理する前に)(魚・肉などを)下ごしらえする
some(代)(可算の名詞を表わす時には複数扱い、不可算の名詞を表わす時には単数扱い)多少、いくぶん(of)
their(代)彼ら(彼女ら)の
barbarous(形)野蛮な、未開の(⇔civilized)
diet(名)日常の(飲)食物
of(前)(材料を表わして)〜で(作った)、〜から(成る)
human(形)人間の(⇔divine、nonhuman)
flesh(名)(人間・動物の)肉
whether(接)(or 〜と相関的に譲歩の副詞節を導いて)〜であろうとなかろうと(いずれにせよ)
alive(形)生きて(⇔dead)
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)〜できる、〜してよい
know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+wh.)

They had two canoes with them, which they had haled up upon the shore; and as it was then tide of ebb, they seem'd to me to wait for the return of the flood, to go away again; it is not easy to imagine what confusion this sight put me into, especially seeing them come on my side the island, and so near me too; but when I observ'd their coming must be always with the current of the ebb, I began afterwards to be more sedate in my mind, being satisfy'd that I might go abroad with safety all the time of the tide of flood, if they were not on shore before:

canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
hale(他)強く引く、引っ張り出す
shore(名)(海・湖・川の)騎士
as(接)(原因を表わして)〜だから、〜ゆえに
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)/(天候・寒暖を漠然とさして)
tide(名)潮、潮の干満
ebb(名)(the 〜)引き潮(⇔flood、flow)
seem'd→seemed
seem(自)(〜と)見える、思われる、(〜)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体に一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)/(+to do)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜にとっては、〜には
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)〜を得るために(の)、〜を(求めて) ・wait for 〜を待つ
return(名)(単数形で)回帰、復帰(of)
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)〜が、〜の
flood(名)上げ潮(⇔ebb)
go away 立ち去る
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
easy(形)容易な、平易な、やさしい(⇔difficult、hard)(+to do)
imagine(他)(〜を)想像する(+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)いかほどの
confusion(名)困惑、ろうばい
into(前)(変化・結果を表わして)〜に(する、なる)
especially(副)特に、とりわけ
see(他)(〜を)見る、(〜が)見える(+目+原形)
on(前)(近接を表わして)〜に接して、〜に面して ・on 〜 side 〜側に
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
near(前)(場所・時間などを表わして)〜の近くに、〜に近く
when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
observe(他)(〜することに)気づく(+that)
coming(名)(the 〜)到来
must(助動)(当然の推定を表わして)〜にちがいない、〜に相違ない、きっと〜だろう
with(前)(同時・同程度・同方向などを表わして)〜とともに、〜と同時に
current(名)(液体・気体などの)流れ、流動
afterwards(副)(英)=afterward(副)その後、以後
more(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の比較級をつくって)(〜より)もっと
sedate(形)(人・態度など)平静な、落ち着いた(=unhurried)
satisfy'd→satisfied(形)納得して、確信して(=convinced) ・I'm satisfied that 〜. 〜を確信している。
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)〜してもよろしい
with(前)(様態の副詞句を導いて)〜を示して、〜して
all the time その間中ずっと(=the whole time)
if not もし〜できないとするなら
on shore 陸に、上陸して
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)