苦手意識

おはようございます。

思わず人様と顔を合わせますと寒いですね〜と言葉を交わしてしまいます。何か変ですね〜、セーターを着てしまいます。今朝もストーブを入れています、皆さんも体調管理にはくれぐれもご用心下さい。やせ我慢をせず重ね着をしましょう。肌で感じることは正直です、肌が合う、合わないなどという表現があるように、肌、体は敏感なものです。
「苦手意識」。
誰でも苦手意識というものがあります。嫌だな〜、かなわんな〜という意識です。苦手意識は「誰にでもある」ということを「認識する、受け入れることが大事」です。四苦八苦(しくはつく)という言葉が示しますように、「苦は避けられない」のです。避ける勉強をしても無理なのです。認めませんとどんどんと自分で「心を狭くしてしまう」のです。
ではどうするか、苦手に出会ったら「次からは避けること」です。避けられなければ「無理に好きのなろうとしない、避けようとしないこと」。天地自然と同様に「人様はどうしようもない」のです。
どうしようもないことを「どうにかしようと考えない」。また「どうにか出来るとも思わない」。「淡々とお付き合いをする」。私はそのようにして「容量を大きくしてきました」。
淡々とということは何も嫌いな人とばかりにではなく、好きな人にも同じ事が云えます。逆に好きな人には一層淡々とお付き合いすべきです。
どなたとお付き合いをさせていただいても「君子の交わりは淡き水の如く」、淡々とお付き合いをすべきです。淡々とお付き合いが出来ないのは、「偏っている考え」に「心が囚われている」からです。
どんな心かといいますと、「人よりも○○でいたい」という「したい、いたい」心です。あの人よりも「上にいたい」、「好かれたい」、また「嫌われたくない」という囚われです。
この「〜れたい」という「心を捨てれば」苦手は苦手、好きは好きで「それ以上も以下にもならず」、平常心で受けとめられるようになります。己の心に囚われなくなれば、淡々とどのような人ともお付き合いできるのです。
このこともやはり心の修練が必要であることは当然です。お寺に来て読経、瞑想をご一緒しましょう。「動じて動じない自分と遭遇できます」。動じて動じない心境というのは見事な対応がどなたにでも出来るようになるということです。
言葉ではどこまでいっても抽象的で漠然としていますが、まあ3年も修行する気になれば体感できます。今日は日曜ですので早速ご来寺ください。
今日はまた5月の第二日曜で「母の日」。お母さんにありがとうの感謝の言葉を捧げましょう。もちろん奥様にもです、こちらを忘れてはいけません。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。