濱野彰親:画、山崎豊子「大地の子」(「文藝春秋」1987年5月号〜1991年4月号)
他にも、松本清張「黒革の手帳」や森村誠一「棟居刑事のラブアフェア」など、拝見しているうちにどれも素晴らしく、すっかり魅せられてしまい、出来れば全部展示したくなってしまったが、それはかなわぬ夢。それでも予定の数をはるかにオーバーしてお借りしてきた。印刷物で見るのとはまるでちがって、原画からは画家の作品への気持の入れようまで感じることが出来て、深みがある。白で訂正してあったり、下書きの線がのこっていたり、予定していた枠からはみ出したりと、作品と画家の格闘の様子など、よくよく観察するとさまざまな描かれた当時の雰囲気を読む事が出来る。原画はいいね!! 作品は明日、宅配便で送られてくる予定だ。