ジャガイモ炒めは食感抜群!

天府舫(テンフファン)の隠れた名物料理に「じゃが芋の細切り炒め」があります。
じゃがいもはアンデス原産の芋で、インカ帝国の時代より以前から食べられていたことでも知られます。
日本にはオランダ統治下のジャカルタジャガタラ)経由で上陸したことで由来となり、“ジャガタライモ”を略してこの名称になったそうですね。
ジャガイモはサラダや煮物、カレーライスなど日本の食卓でも欠かせませんし、ほかにフライドポテトやポテトチップでもおなじみです。
ジャガイモ料理といえばドイツ料理があまりにも有名ですが、じつは中国は世界一のジャガイモ生産国です。
中国での名称は馬鈴薯(ばれいしょ)で、日本でもこの呼び方をすることがありますね。
そんな中国ではジャガイモを細切りにして炒める調理法がポピュラーです。
ジャガイモの炒め物と聞くとほくほくした食感を連想するかもしれませんが、シャキシャキした野菜らしい独特の食感が味わえるのです。彩りと食感のアクセントに加えたピーマンとのハーモニーが絶妙で、食欲を誘う一皿です。
当店では四川式の味付けなので、隠し味の花椒をピリッと効かせていますし、ピーマンの代わりに青唐辛子を少量加えることもあります。そうはいっても香辛料があまり強い料理でなく、強火で炒めた熱々の状態でどちらかというと香りと食感を味わっていただきたいと思っています。当店にお越しの際にはぜひともお試しください。

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