神楽坂

白い金魚は、でも白というより、透明と言ったほうが的確。新しい環境にすぐ慣れて、餌も食べ、悠々と水草の間を潜ったり、
浮かんでる陶器の蛙の下に隠れたりする。



「中に入って一緒に泳ぎたぁい」とふみが。


ふみは生き物に興味持ち、みんな大好き。


ベランダで植物たちをいじってると、ふみはいつもやって来て、愛しそうに葉っぱたちを撫でて(もう少し力が弱くしてほしいが)。
「虫になって中に入って遊びたい」とふみが。

(◎o◎)


昨日、ペットショップから出て、わたしはバッグに入ってる消毒ジェルを取り出して、
「はい、わんちゃんや亀さんに触ったから」

「えぇ〜、また〜?、あ〜〜、動物たちかわいそう」
ジェルをもみもみして、ふみは両手をにおいをかいで、
「あ〜〜、動物のにおいがもったいない、あ〜もったいない、もったいない」

ラベンダーの薫りなのにね。



今日は曇り。


ふみと江戸三十三観音の御札所巡りすることに。


地震以来、初めてです。

三十三箇所の半分近く、お参りしました。

足腰はまだ完全にしっかりとなったとは言えないが、
お参りに行きたい。今のこの物騒の世の中だからこそ。


実は今は毎日のようにお寺の本堂に行って、お参りしてます。
お線香を一本点けて、
リンを鳴らして、
手を合わす。


守っていただいてるのを感じて、
これからも守っていただきたい。


地下鉄に乗って、「東大前」で降りた。


少し歩くと、道路に面して、この大きい仏像がありました。

見たふみは声を出して笑う。




お墓の真ん中の道を通って、本殿にたどり着く。



僧侶たちはご法事中で、ご朱印を書くのは20分待ってくださいとのこと、
ふみと玄関の椅子に座って、待つ。


飾ってるこの菩薩像、あまりにもきれいで、シャッターを押す。


ご朱印をいただき、出てきて、ちょうどさっきのご法事の方たちが大きいお塔婆を持ってお墓へ。


皆様、通路に立って、お墓に入らない、変だなと思って、お墓のほうを見てみたら、黒いスーツの男性が、
殺虫剤のようなスプレーを持って、お墓の周りにシュー。

「だいたいでいいよ」
「そうそう、隣のはやらなくていいじゃない?」
通路に立ってる老若男女は笑っていう。


「いやいや、ここまでしないと意味ないから」
黒いスーツの男性は殺生を続ける。



蚊ね〜。湿っぽいお墓にはたくさん飛んでいて、わたしも足首を刺された。

携帯用虫刺されの薬を塗って助かった。


地下鉄に乗って飯田橋で降りて、歩いて神楽坂へ。

もう一ヶ所巡ろうと。


緩やかだけど、上り坂を登って、ちょっと疲れますね。


そろそろ神楽坂、やはり雰囲気は少しずつ違ってくる。


安養寺。薬師如来が有名で、観音さまをお参りしてから、上に上がって、薬師如来も長く拝みまして。



また飯田橋まで徒歩。


歩いた歩いた。


夕飯は冷やしうどんにして、長芋フライも作って。


食事のあと、掃除機もかけて。


夜、雨パラパラと降りだし、また一週間おわりましたね。