最初に並ぶから後から並ぶか、とオタどんが言うので、最初に並ぶかねぇとて、早めに会場へ向かう。
いつものお店で朝食をして古本話をしてから、河原町へ進出し、そこでタクる。祇園などを通り抜け、岡崎へ着く。
おかげで割と先頭へ付けた。オタどんが、いつも来ているおじいさんが見えないという。もしかして倒れたのではと思われたが、あとでちゃんと先頭に並んでいた。すぐ後ろに先週、神保町のブックマンションで会った松永さんがいてビックリ(゜o゜;
会場では午前中いっぱい本を見ていろいろ拾う。
お昼前に出口で待ち合わせ、近くの美術館にて昼飯。ワインを頼めばよかったなぁ。ここで読書猿さんやT先生、Tさんなどと会食したことを思い出す。彼らがいたらもっと楽しかったかもしらんが、ここで梁山泊さんから書物蔵さん向きの古本があるからと手渡される。なんと、目下、追跡中の大洋社の読書新聞なれば狂喜す。こんな偶然もあるんだねぇ。ただでもらっちゃった、とはいへ、この世でわちきぐらいしか大洋社の重要性に気づいちゃおらんのだが。
会場に戻ってしばらく本を見てから、古本屋を回るべぇとて、とりあえず歩いて行けるヘリングさんのところへ。
なんと休みであった(゜~゜)
せんかたなしとて善行堂へワープす。
善行さんといろいろ話す。
四天王寺の古本まつりへ行く
昨今、以前ほど本を持っていたいと思わなくなってきているのだが、古本市には本が買えるという機能だけでなく、本を思い出したり、驚いたりする機能があるので(まぁブラウジングってことだね)、それでもなお、なるべく行きたいと思っている。
旅費が以前ほど出せないので、効率よく回ろうとて、みやこメッセの古本市前日に四天王寺の古本市へ参らんとす。
朝あわてて準備したら時間がたりなくなって、たまたま来た神風に乗る。もののわかった運ちゃんで、車寄せに付けないようにしませう、ということになる。あれは設計が間違えてるんだよね。いつも酷い状況。
世話になるオタどんに土産を買うべぇとてウロウロ。東京ばななだけは避けねばとて違うものを買う。
オタどんへの土産もゲット pic.twitter.com/LsdlswezyR
— 書物蔵 C104は戦時図書館学本で受理済 (@shomotsubugyo) 2024年4月30日
いつもは新大阪駅で昼飯にするんだが、時間がちょっと遅れているのでコミコミであらんとて車中にて弁当を当てる。
地下鉄で東梅田で乗り換えて四天王寺へ
ちょっと雨がパラついていた。
オタどんと会ってからとりあえず均一へトチゲキ(〃^∇^)o_彡☆
古書クロックワークさんのブースに古本乙女のコーナーがあって、びっくり(゜o゜;
ほかにもK先生、O先生と出会えたので、お茶でもしようとて、天王寺の以前、何度か使った喫茶店へしけこみ、はじめて「ミックス・ジュース」なる飲料を飲む。基本、バナナ味なのねん。
「しょうもない」ことにも詳しいK先生が、あそこに見ゆるハ、大阪城なるも云々と、シャトーみたいな特殊建築をば紹介せらる。ゆかしい
そういえばもっきり屋が閉店だそうなとて、みんなして3ビルへ行く。なつかしいが、古書の街もずいぶん減ってしまったねぇ(゜~゜)
おなじ3ビルで楽しく飲んだことだった。さすが大阪、なんでも安くって美味しい。
書物雑誌『近代出版研究2024』が発売されたよ
みなの衆(´・ω・)ノ
最近は旧ツイッターのほうに常駐して、こっち、ハテナブログにはいないのでゴメンね。
戻ってきたのは、関係した雑誌が発売されたのをお知らせするためなのぢゃ。
その名を『近代出版研究』という。
www.libro-koseisha.co.jp
毎年4月ごろ刊行される年刊の雑誌。なんで年刊かといえば、そりゃあ編集体制がそれ以上耐えられないかららしい。
それはともかく、ようやく「三号雑誌」になったというわけ(σ・∀・)σ
古来、弱小ですぐなくなる雑誌のことを「三号雑誌」という言い方で揶揄するが、この「三号雑誌」という言葉がいつ頃からあったのかについてもコラムがあるよ。
いろんな記事が満載で、硬いところでは明治期「版権」から柔らかいところでは絶滅危惧種「白ポスト」まであるけれど。
目玉はやっぱり巻頭座談会と特集かなぁ(゜~゜ )
今回、座談会は有名人でなくて研究所員+在野研究者だけれども、本や書物論に興味のある向きにはそれなりにオモシロいはず。実際、すでにして寄贈先の林哲夫さんー―これは座談会に名前が出てくるからー―に望外のこんなお褒めの言葉をいただいたりしている。
座談会「書物雑誌」と雑誌の「書物特集」はいかにも楽しげで、その分少々脱線しながらも、書物雑誌のおおよその流れがつかめるような内容になっているのには興奮を禁じ得ない
sumus2018.exblog.jp
特集は「近代出版 調べる技術」という題名。これは編集長が書いた本『調べる技術』がベストセラーになったからそれにちなんだもの。地方本屋への探訪など他に見られない記事があるけれど、いちばんハデなのはやはり、アダルトメディア研究家、安田理央さんのエロ本研究のレファレンス本紹介だね。こちらも評判いい。
『近代出版研究第3号』ご恵投いただきました。雑誌は真っ先にエロものから読むのだが(週刊文春も淑女の雑誌からを真っ先に読んでた)安田理央「エロ研究のリファレンス書籍ガイド・エロ本編」は本当に役に立つ。エロ本のデータブックから編集者の裏話、フェミニズム的エロ本批判まで使える本がズラリ pic.twitter.com/L492V4PPPD
— 岸本元 (@bowwowolf) 2024年4月4日
物価高のため300円値上げしたら税込みで2500円ほどになっちゃったけど、創刊号と違って増し刷りはしないから早めに入手されたい。
アマゾンや楽天でも買えるけれど、例えば、京都だと京大そばの古本屋・善行堂で創刊号、2号も買えるはず。
善行堂で順調に売れてるとの『近代出版研究』3号(皓星社発売)。急げ~。いや、急がなくても再入荷はあるか(^_^;) pic.twitter.com/si5BEZ0gE6
— 神保町のオタ (@jyunku) 2024年4月13日
東京だと、神保町の東京堂にいちばんたくさん並んでる。入口入ったすぐのところ。こちらも創刊号、2号も買える。
『近代出版研究』3号、書店さんに並びはじめました! 神田神保町の東京堂書店さんでは入り口脇で大きく展開して頂いています。 バックナンバーもございますので、よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/kyq9lLlb5z
— 皓星社 (@koseisha_edit) 2024年4月11日
創刊号は出たときに『本の雑誌』に書評が出たけれど、きのう、実は文芸同人誌にも書評が載っていたことがわかった。
- 矢馬潤(宵野雪夏)「これからのための格納庫——書評『近代出版研究 創刊号』
www.sogai.net
ネットを検索すると創刊号も2号もオモシロいと評判なので、バックナンバーを買うのもいいかも。
古本乙女の東京破顔一笑――OLと小学生が織り成す地方古本文化
昨日の土曜(3/16)、『古本乙女、母になる。』の刊行記念イベントに行ってきた(´・ω・)ノ
あさ、家人の用事につきあっていたら、なんと遅刻ぢゃ〜ということになるので、やむを得ず、カミカゼタクシーに乗る。まだ赤なのに走り出したり、これは昭和風だったなぁ……。しかしそれでなんとか14:00ジャストの時間に間に合う。受付で股旅堂さんに「森さんは?」と聞かれたので「遅刻では」と言って古書会館7Fへ上がる。
会場は満杯(^-^;)
端っこのほうにMRくんが座っていたのでそこへ潜り込む。第一部1時間、第二部1時間があっという間に楽しくすぎた。
講演内容
第一部は対談相手の古ツアさんをふりきって、古本乙女が会館地下で開催中だった趣味展で拾った雑誌類を開陳するという流れに(^-^*)
おはようございます。
— pugyurata (@fuguhugu) 2024年3月16日
古本を送って早朝銭湯に行きました。
喫茶店でモーニングを食べながら昨日の余韻に浸っております。
熱々の珈琲が沁みます。
今日も一日古本尽くしでまいります。 pic.twitter.com/DeqSstIaIe
彼女がいうにはやはり東京産の古本は特に雑誌の安さにおいて顕著だという。確かにそうかも(゜~゜ )
以前はわちきも一般風俗やキッチュ美術に多少の興味があったので、例えば戦前の『モダン日本』などを買ったものだけど、最近は図書館情報学に忙しくその余裕を失っているので彼女の古本魂に触れて反省す。
第二部は「母になる」メイキング話。とうとうエッセイストですねと言われ「体がかゆい〜」と彼女(^-^*) 「かっこつけたいが、本を作るのもマジ大変。子どもが寝てる時間しか自由時間がない」のだそうな。対談相手の古ツアさんの本(古本屋探訪記)を子どもに読み聞かせているといい出して万座の爆笑を誘っていた。また、古本屋が主人公の絵本を書いているとも。
下関の一箱古本市で古本を売った際には、おしゃれOLが闇市の本を、小学生が戦前詩集を買ったりしてくれて、地方にも尖った?文化好きがいるのが実感できたそう。
質疑で、古本を買わない時っていつ来るの?と聞かれ旦那がしんだ時というのでまた笑い。さらに質疑でファッションとの兼ね合いは如何?と聞かれ、おしゃれをして古本屋に行く自分が好きという回答。これは女性古本収集家ならではか?
その後サイン会が開かれたが、ひとりひとりに楽しく会話をしながらイラストサインを展開してた。これはなかなかできないよ(o・ω・o)
飲み会
慰労会が開かれるとてわちきも呼ばれた。というのも、わちき実は6年前の古本乙女対談相手だったのぢゃ。
書物蔵フォロワー3000人の皆の衆(´・ω・)ノ
— 書物蔵C103感謝!C104は戦時図書館学本で申込 (@shomotsubugyo) 2018年7月19日
古本アイドル(?)カラサキさんのコレクション展示会が、けふから
東京古書会館(神保町、駿河台下交差点から1分)2Fでやっとるよ~( ^ - ^ )ノ
古ツアさんとのトークが明日、
なんと書物蔵としてはじめて登壇のわちきとのトークが8/4(土)ぢゃ https://t.co/Uj8nPE0wJJ
森さんはMRくん、大尾ちゃんと喫茶店へ消えていったので、古書組合広報部のみなさんと待機してから会場へ。
飲み放題とてビールをたくさん飲む。カラサキ先生(古本乙女)には、我らの雑誌『近代出版研究』を勧める。聞いたら、ほしかったが地元でゲットする手段がなかったとのこと。やはり東京堂でベストセラー1位になっても日本全国津々浦々への普及にはおよばんかぁと、献呈することに(゜~゜ ) 研究2023年号の巻頭、横山茂雄座談を進めておく。フジケイ堂で英国悪魔術本を掘り出す話なんかもあるからね。古本乙女は奈良の古本屋も攻略しておられたので。
二次会についていこうかと一瞬思ったが、帰って深夜2時まで家人の病気対応でヘロヘロになったので一次会のみは正解だったのが後でわかった。
白ポストならぬ緑のポストに申告書を投函す
前日夜、家人に指導を受けながら入力したのでなんとか作成できた。
しかしシステム、動作といいインタフェースといい、酷いなぁ。あれでは普通の人は入力できんだろう。