日本の酪農の生き残る道

昨夜のWBSでの、ロバート・A・フェルドマン氏のコメントは的確だったなー。

酪農の指定団体の解説を、電力自由化や電話事業の自由化を例にとり、分かりやすく説明されていた。

「安定供給のためなのでは?」という大江さんのツッコミも、一刀両断するコメント力は流石だった。

確かに指定団体があった方が、一部の酪農家にとっては楽だし安心だろう。
疑問さえもたなければ、酪農にだけ専念できるし。

しかし指定団体ありきの体制が長く続いて、そこに疑問を持たない酪農家の方たちは、極論を言えば、国家体制に疑問を持たない中国や北朝鮮の住人と似ているのかもしれない。

これは戦中戦後にそういうシステムを作り上げた国家や既得権益で美味しい汁を吸ってきたJAに群がる人間たちのせいだろうか?

とすれば、ロバートさんの仰る通り、構造改革をして、民間企業が参入して、酪農家の人たちに選択の自由をもたせることが必要不可欠なのかもしれない。

そうれば、酪農家の人たちの収入も上昇し安定もする。
自らメーカーと交渉をする商売をしなくて済むから、酪農に専念できる。

無理をして六次産業に乗り出すか、大規模化をしなければ収入が上がらない、現状は打破できるかもしれない。

しかし、それを理解しているのに、選挙のために言及しない小泉くんにはガッカリさせられます。
結局、体制に取り込まれ丸くなるのでは、新しい指導者にはなれない気がします。