モスクワ6日目。木曜日。〜ノヴォデヴィッチ修道院・〜

(写真はノヴォデヴィッチ墓地内のエリツィンの墓)
旅行も残すところ3日。
今日の午前中は、M子一家が学校の面談で出かけていて、家でお留守番。



昼前から出発して、地下鉄1号線のフルゼンスカヤ駅へ。ここから歩いてノヴォデヴィッチ修道院へ向かう途中でパイ専門のカフェに立ち寄って昼ご飯。
私はサーモンとキャベツのパイを選択。パイ専門のカフェとは珍しい。


カフェの前に地元のマーケットがあったので覗いてみた。
高い天井の建物の中に露店で色んな店が入っていた。モンゴルで覗いた市場もこんな感じだっけ。


(写真はノヴォデヴィッチ修道院敷地内)
ノヴォデヴィッチ修道院は城壁で囲まれた中に、いくつかの小さな教会や鐘楼が点在している作り。
木が沢山植わっている公園のような敷地なので、散策していても気持ちが良い場所だった。
何があるという訳ではないけれど、ホッとする場所でとても良かった。


中の一番大きな教会は修復中で入れなかった。
実は昨日のクレムリンでも、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂が修復中だったし、月曜日の救世主キリスト聖堂だって修復中だったし、日曜日のボリショイ劇場も修復中で隣の臨時劇場での公演だったし、行きたいと思っていた宇宙飛行士記念博物館もずっと修復中で閉館しているという話。
多過ぎだろ!修復中!!
ビザを取るのも大変だし、まだ観光で来るには向いてないってことなんだろうな<モスクワ。


(写真はノヴォデヴィッチ墓地内の様子)
城壁を出て、隣接するノヴォデヴィッチ墓地を見学。
勿体ないことに、私自身はモスクワに来るまで、ロシア歴史・文学・美術・音楽にまったく興味が無かったので墓地に眠る大勢の有名人が全然わからなかった。
ガイド図を売っているそうだが、どこで売っているのか気づかなかったので、有名人を捜すのは一苦労。


それでも墓地中央の有名人ラッシュの場所に眠るエリツィン墓所は流石に見逃さなかったし、「巨匠とマルガリータ」のブルガーコフも発見した。
写真を見ての通り、墓石が四角や十字ではなくて、肖像の彫刻になっていたりして、かなり見応えのある墓地である。
今でも生花が沢山飾られている墓などが多いし、木も植わっていてなかなか雰囲気も良い。


帰宅途中で市場に寄ることにする。こちらは天井が無い広場にテントで露店が出ていて、まさしくカンボジアの市場と似たような雰囲気。
果物や野菜などはいつもこの市場で買っているのだそうだ。
隣接するスーパーマーケットで会社のお土産用のチョコレートと、自分土産用の酒(コニャックとウォッカ)も購入。



夕飯は家の近くのロシア料理屋へ。
私はサリヤンカ(トマト味の酸っぱいスープ)、ペリメニ、ピクルスの盛り合わせを頼んだ。
いままでどのロシア料理も大好きだったが、サリヤンカだけは口に合わなかった。
トムヤムクンとかカンボジアで良く食べたスープもそうだったけど、酸っぱいスープって嫌いなんだよな。(酸っぱい物は好き)
M子が注文した牛タンのコンソメ煮込みは、ホースラディッシュの付け合わせとともに、さっぱり&コクのある味でとても美味だった。
ホースラディッシュが日本で食べるよりもクリーミーで本当に美味しかったので、これも瓶詰めを買って帰ろうと思う。


朝飯:昨夜の残りのシチュー&パスタ、パン、ハム、チーズ/昼飯:サーモンパイ、キャベツパイ/夕飯:ペリメニ、サリヤンカ