海岸線の長さで思ったこと

夏椿


今日は夏らしい暑さの日でした。日本の海岸線の長さが、大陸まるごとの国オーストラリアやアメリカ合衆国、中国より長く、カナダ、インドネシア、ロシア、フィリピンについで世界で第5位という記事を読み意外な感じがした。同じように都道府県別に見ると北海道についで長崎県(4000km以上)、鹿児島県(2500km以上)、沖縄県愛媛県山口県(1500km以上)の順で、1000km以上の県は三重県広島県熊本県島根県です。どうも陸地の面積に比例して海岸線も長いであろうという思い込みがあって、具体的な数値を見て海岸線の長さを国別、都道府県別の長い順番を見ると意外な感じに囚われる。そういえば、二十数年前に長崎県に研修に行ったとき、日本でも南に位置する長崎県のジャガイモの生産量が、北海道についで第2位と知ったときも同じような意外な感じに囚われた。そして、ジャガタルお春の碑を訪ねたことを思い出した。今、意外な感じに囚われて読んでいるのが下記の二冊です。

 三戸裕子著 定刻発車(日本の鉄道はなぜ世界でもっとも正確なのか?)新潮文庫7688
 保阪正康著 あの戦争は何だったのか(大人のための歴史教科書)新潮新書125

画像は、先日、百合が原公園で撮った中国の伝統的な自然山水庭園瀋芳園です。北海道にこのような中国式の庭園があることも、そして、日本庭園に咲いていた夏椿(沙羅)の花も意外でした。

 踏むまじき沙羅の落花のひとつふたつ  日野草城
 うちしきてあしたの沙羅のよごれなし  長谷川素逝