AppleInsider Briefly: Synaptics が iPod に復帰、iPod touch ガイドが詳細を確認

Briefly: Synaptics back in iPod, iPod touch guide confirms details

Published: Thursday, September 13, 2007 06:50 PM EST

長い間表舞台から姿を消していた Synaptics のタッチパッドテクノロジーが、Apple のミュージックプレーヤーに戻ってきた、と Bear Stearns からの新しい調査報告書が述べている。また、英国の買い物客は、ついに大規模量販店のなかで Apple のミニストアコンセプトを目にすることになる。

新しい iPod モデルに組み込まれた Synaptics

新しい iPod classic および第 3 世代 iPod nano は共に、Synaptics からのタッチセンシングテクノロジーに依存している、と Bear Stearns のシニアアナリスト Andrew Neff が発表した新しい投資調査報告書にある。

Neff は、iPod の修理専門店 iFixit がおこなった分解作業から得られた詳細に言及して、同社のテクノロジーは再び Apple のクリックホイールコントロールの基礎となっていると確認した。これまで Apple は、ビデオ機能を持つ iPod をはじめ、第 1 および第 2 世代の iPod nano では Cypress のシステムに切り替えていた。

Synaptics にとっては多大な追い風となるものの、まったく異なる市場に進出すると共に Apple の競争相手とも取引を持つようになった同社にとって、iPod への復帰は不可欠ではなかったようだ。

「[Apple の] 次世代 iPod に組み込まれるのは追い風だが、[Synaptics は] ノートブックや携帯電話を巡る機運からの強力な需要を受けて、MP3 プレーヤー以外での事業多角化で大きく進化している。」と Neff は述べている。

Apple が iPod touch のチュートリアルを発表

Apple は本日、iPod touch のサポート準備の一環として、同プレーヤーの機能ガイドの PDF 版を公表した。

85 ページに渡るドキュメントは、インターフェースおよび iPhone ベースのプレーヤーの一般的な使い方を取り上げているが、少なくとも 2 件のこれまで確認されていなかった機能も明らかにしている。このうちのひとつは、長いビデオ市長や写真スライドショウのために iPod を支えるための小さなスタンドが含まれているというものだ。

アドレスデータのセクションも、新しいエントリーの追加方法や編集方法について説明がある。この機能は、ソフトウェアが iPhone に似ているにもかかわらず iPod touch には含まれていないと、これまで Apple が仄めかしていたものだ。 Apple の Web サイトにある最新の説明は、現在、機能としての「コンタクトの追加」を掲載している。

Microsoft は容易な Office 2008 展開を視野

Microsoft の Dustan Gourlie が、Mac Business Unit が Office for Mac 2008 としてアップデートを提供するという約束について初めて言及し、ネットワーク越しに新バージョンを展開するにあたっての改善点を、木曜日に同社のブログに明らかにした。

Office は初めて、標準化された Apple インストーラパッケージ形式でコンポーネントをインストールする、と Gourlie は記している。これによって、ネットワーク管理者が、Apple Remote Desktop 経由でのインストール管理および AppleScript を用いた大規模展開を自動化の両方が可能になる。

ネットワーク管理者や個人ユーザは、Microsoft がバンドルしたフォントをオプトアウトもきる。こうすることで、Office が既存のフォント設定を上書きしないようにし、企業の印刷ワークフローにダメージを与えずに済む。

PC World UK に拡張された Apple ミニストア

Apple は、同社の小売戦略を一歩進めて、同社の店舗内店舗コンセプトを拡張して、英国のコンピュータ量販店 PC World に出店することになった、と AppleInsider に寄せられた報告にはある。

英国での店舗は、Best Buy や同社のカナダの姉妹店 Future Shop の量販店内部にセットアップされた環境同様、黒カーペットと iMac、iPod、そして同社の MacBook 系列を展示して、周囲の売り場と区別される。専属の Apple 店員が顧客の質問にも答える。

しかし、Apple 独自のショップにより似せるために、売り場にはより Apple らしいディスプレイテーブルや正規店の Genius Bar に似たカウンターが置かれ、大画面とビジターのための黒椅子も用意される。