備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

涼しくなったベランダ。

気温が下がった上に、室外機の熱風が無くなると、
いきなり元気が出たものが多かったのでびっくり。


銀葉の沙棗。ウイグル人が「木の全てが宝」と呼んでいる木。

ところで沙棗の木ですが、アメリカあたりでは野生化して繁茂して、
あまりの樹勢の強さに邪魔もの扱いされている地域があるそうです。
あのカシュガルでは、大昔からあるウイグル人の住宅地を壊して、
そこに新しく漢族入植者の住宅を作る計画が持ち上がっているそうですが、
中国にとってはアメリカの沙棗同様、邪魔ものということなんでしょうね。


こんなエントリを見つけました。

極短篇 梧桐亮の日記さん 2007/07/23 沙棗
http://plaza.rakuten.co.jp/makoto376/diary/200707230000/

ユーラシア大陸横断道路を行き交う貨物車のドライバー達がよく立ち寄る、沙棗林と呼ばれる砂漠のオアシスがある。
その名の通り沙棗の木が密集する小さな村で、沙棗の花を蜜源として採れた、香水のように芳しい蜂蜜が名産になっている。
その村の真ん中に、どういうわけか片方の掌を前に差し出した天使の像が立っている。
毎年、沙棗が実り始める季節になると、村人達は最初に採れた一粒をその天使の掌の上に置き、それから感謝の祈りをささげるのだった。
何でも、昔、たった一人この村に残って、沙棗の栽培に尽力して村を蘇らせたある老婆が、生前常々語っていたと言う。
私に沙棗の最初の一粒をくれたあの人は、きっと天使だったに違いない、と。
その天使の像の背後には、その村で最も大きな沙棗の樹が立ち、その樹の根元で、老婆は安らかな眠りについている。

管理人の梧桐亮さんは関東地区の某所在住で、blogに小説を発表している方のようです。
奥さんが中国吉林省出身の人なので、聞き書きがヒントになったのかも知れません。
実際あのサジー同様、沙棗もよく砂漠化防止の植林に使われることが多い木ではあります。


短毛丸の「青木さん」近況。何だか縦に長くなっています。

子吹きばかりで花を咲かせる気ナス。今年こそと期待したら、花芽かと思ったのは子供でガックシw
青木さんはやっぱり青木さんだったのでした。