ワイナリー&シャトーツアー

2010年 10月5日(火)

 13時45分頃「出かけますけど準備はいい?」と声をかけられた。こちらとしては何時間も前に今か今かと待っていたのですが・・。

 雨がしとしと降っていてまた雨か・・。最後の最後まで天気悪かったなあ。今回連れて行ってくれたワイナリーは観光客が行かない穴場的なところを紹介してくれた。案内人はアダム。ワインのスペシャリスト。通訳はエツコさん。雨が降ってたが、景色は良い。

 最初に訪れたのはスパークリングワインのワイナリー。工場の方は残念ながらここも人手不足で見れなかった。(うちのゲストハウスと同じという意味)内装もかわいらしい。

ポストカードや、おつまみ、綺麗に方操作荒れたジャムなども売ってある。最初試飲したのが、「LOUIS DE GRENELLE」白だ。年代の違うもの。これは飲みやすった。Millesine de Grenell]「Fendance」もう一つ赤のスパークリングワイン。結構珍しい。一度イタリアの赤のスパークリングを呑んだことあるが、こちらはフランスらしく渋みが深い。どれもソミュール産で他に出回っていない貴重なものらしい。1本だけ日本で唯一入手できる酒屋が大阪にあるとか。。

 次はリキュールのショップへ。ここも内装がかわいらしい。
店員さんもチャーミングだ。
ここでは色々なリキュールが試せる。トイレに行った隙に工場を見学させてもらって写真を撮らせてもらった。大きな機械がある。

絵葉書にもなっている。コアントローやグレープフルーツ・桃に色んなベリーがミックスされてるやつ・バラなど・・。バラは化粧品の味がしたが、すごく美味しい。特にコアントローの風味が良い事。これでお菓子を作るとさぞかし美味しい物が出来るだろう。パンプルムース・これはグレープフルーツ。私はパンプルムースが大好きで、アイスクリームにかけても良い手軽さと小瓶もあって、パンプルムースとコアントローの小瓶を購入。
ここで大事な事に気がついた。お金がない!!いや、落としたとか盗まれたとか忘れたわけでもない。あまり現金を持ってこなかったのだ。今いくら残ってるだろう?とりあえず、カードで払えるのならカードで払っておこう。幸い暗証番号がいらなかったので無事購入出来た。

 次のワイナリーへ。かわいらしい葡萄園があるワイナリー??入ってみるとカウンターだけしかなく、オーナーらしき女性も荷造りしていたのか紐がちらばっている。

何ともさっきとは打って変わって閑散としている。ここは家族経営で、いつもは手積みなんだが、今年は急いで収穫しないといけないので機械をつかったそうだ。何種類か試飲したが、一つ白ワインでとても甘いワインがあった。貴腐ワインアイスバインか?フランスにもそういうワインがあるのかな?帰りにワイナリーからの眺めを写真に収めた。雨が残念・・。でもとても素晴らしい眺めだった。

 次のワイナリーはソミュールで2番目に良いワイナリーらしい。ん?1番目は?なんかそこには行けなかったらしい。ここも上質な良いワインを出してくれた。結構深い味わいのワインだった。
 エツコさんとアダムは何本か購入。自分達が紹介するカーヴはどれもいい所なので、お客さんを連れて行ったついでに、自分達も買うらしい。なるほど。

 カーブ見学・試飲はこれで終了。今度はブドウ畑見学。勝手にブドウ畑にお邪魔する。ここの栽培法は少し変わってる。壁に穴を開け、そこに葡萄の幹を通して栽培する方法。
日中の太陽で壁が暖かくなり、夜になっても保温されているという。その暖かさで栽培されるそうだ。確かにそんな栽培方法は見たことも聞いたこともない。この畑ならでわだ。しかも、あまり知られていない・・と思う。まずガイドブックなどには出ていないし、詳しいワインのブドウ栽培の本ならもしかしたら載ってるかも。でも多分普通のワインの本には載ってないと思う。その栽培法を見れて知れたのは、すごく良かったと思う。葡萄の木の前にバラが植えてあって、それは観賞用ではない。バラと葡萄は良く似ていて、害虫にやられてバラが枯れると、葡萄もやられてると分かるらしい。ようは葡萄の門番のようなもの。へ〜。

 目の前には普通の栽培法の葡萄が沢山なっていた。アダムが葡萄を一房とってくれた。甘い!!酸味はないんだ。この前私が摘まんだのとは味が違う。種類か、熟してるかしてないかの違いかな?アダムが言うには皮と種ごと食べると身体に良いらしい。種はまずい・・。
 白の葡萄もあった。カビが生えている。赤は雨に弱いので雨は本当はよくないらしい。今年は雨が多いいので、早く摘まないと駄目らしい。だから先ほどのワイナリーの人が今年は急いで機械で摘まないといけない。と言っていたんだ。白はカビを生やして甘みを増す。やはりさっき飲んだのはこの技法だったんだ。
帰りにブドウ畑の入り口に張ってあるおじさんの絵の看板を写真に撮ったら、この人が先ほどのブドウ栽培っを開発したらしい。

 ブドウ畑を後にして今度はシャトーめぐり。二番目と三番目のワイナリーに行く間に通った「ソミュール城」外観を写真で収める。

中は大したことないからといってスルー。エー中見たかったのに〜。次に向かったのは昔は駅だった所で今は人が住んでるらしい。
 次のシャトーはなぜか車の中からで、しかも「さっと撮って、さっと行きますよ。」と言われた。人ん家か!!
その後アダムのお勧めのシャトーを見に行った。外観は恵比寿にあるロブションに似ている。
お庭も綺麗だ。


そしてフィニッシュ。

 色んな観光客が行けないような穴場を行けて満足。心残りは、ニモさんに教えてもらった洞窟の中のレストラン。今日頼んでみたのだが、なにせ出かけたのがお昼の2時前だったのでかなわず・・。まあ、今度来たときにでもゆっくりロワール巡りでもしよう。なかなかこの場所が気に入ってしまった。どこかアパート借りて短期でも語学留学してみたいなと思ってしまった。

 帰ってから底冷えのする寒さ。明日からの事を決める暇がなかったので、まず出る時間を調べる。ネットでの時刻表はあってるのか良く分からない。ローカルの電車は分からない。ニュイサンジョルジュに7日1泊する予定だからとりあえずディジョンへ。ディジョンからが近いと言っていたが、ボーヌからの方が近いと書いてある。でも、まあディジョンに行ってみよう。いい便がなさそうでとりあえずパリ経由で行く予定。明日は6時35分の電車に乗る事にした。エツコさんに言うと、ひえ〜と言われたが頑張って起きてもらう。

 私がスケジュールっを決めてる間エツコさんは料理を作っていた。昨日私がさばいたチキンのローストと、豆の缶の煮たもの・味噌スープ、それとそうめん、味付けがバジルと醤油だそうだ。意外な味付けだがイケる。豆も煮ただけのやつが美味しい。何とも素朴な田舎料理と言う感じで非常に良い。フィリップも呼んで4人で食事した。最後の晩餐。 

 

 


 夕食が終わって明日の準備をし、就寝。明日寝坊しませんように。明日は5時45分出発だ。