コック・オー・ヴァン

2010年10月8日(金)

 まず始めにマスタード博物館へ行ってみた。壁が黄色に塗られていてかわいらしい。門から中に入ると誰もいない。

  

 黒猫がいるだけだった。勝手に入ってみると一人の白衣を着た人とすれ違って声をかけられた。チケットを見せたら事務所に連れて行かれた。事務所の人にここは10:00〜11:30までと説明された。えーせっかく来たのに・・事務所の人も実に申し訳なさそう。チケット購入する時になにやらインフォメーションの人がチケットに時間を書いていたのはその為か?いつもの事ながら今更気がつく。あまり良く理解してなかったからなぁ。まあ、しょうがない。また明日来よう。でも明日はディジョンの朝市に行きたかったんだけどなあ。

 ワイン博物館から見て回る事にした。ワイン博物館に行ったらパンフレットも何ももらわず、勝手に見て回れという感じだったから勝手に見て回った。観光客もほとんどいなかった。昔のワイン造りの道具や樽・昔のワインのボロボロになった瓶までもがあった。説明書きは読めなかったがなかなか興味深い。説明書きは写真にとって後で辞書を引きながら訳そう。写真を撮ったりワイン博物館で遊んでいて気がついたら1時間くらいいたと思う。帰りかけに昨日インフォメーションであった日本人の女の人も見に来ていた。トイレに行って帰ろうとすると彼女達も帰るところだった。ものの5分くらいしかいなかったんじゃあ?私は1時間もいたのに・・。    

  

  


 そのあとワイン市場に行って15種類ものワインを試飲した。薄暗い地下のワインセラーの中でワインのテイスティング用の容器をもらって順番に試飲していく。

コルクを開けて置きっぱなしになってるので風味は抜けていた。順番に試飲して最後はリキュールの試飲も出来た。

  

  


 出口を出たら外に繋がっていた。あれ?テイスティングの容器はお持ち帰りしていいのかな?でもかわいらしい容器なのでおみやげに丁度良い。

 暫くお土産を見て歩きつかれたのでずっと気になっていたワインレッドのミニバスに乗ることにした。駅に行くかと聞いたら行くと答えたので乗ることに。今まで歩いてきた観光ルートとは違い、ボーヌで生活しているひとの所を循環して行く。高校の前で止まったら何人かの女子高生達が入ってきた。何かしゃべりながらでかなり賑やかだ。女子高生はフランスも日本も変わらないなぁ。。と思って顔を見るとケバイ!!女子高生だよな?かなりバッチシメイクをしている。足は土足のまま座席に投げ出してるし・・。私の知っている道を尋ねたらニコッと笑って親切に教えてくれるあのレディーのフランス人はどこに?彼女達も何年か後にはああなるの?降りる前に席を立ったら何やら後ろですごいキャーキャー言っている。振り向くと二人がけの椅子に二人女の子が座ってさらにその上に女の子が寝そべっている。・・何人で座ってン年!!そして駅に到着。ホテルに戻った。しかしこのバスは1ユーロで色々ボーヌの生活部分が垣間見れる所を走っていくので機会があればぜひ乗ってみて欲しい。結構面白いし、かわいい。いい記念にもなるだろう                     。。  

 後はゆっくりと夕飯まで過ごそう。
出るのもレストランを探すのもめんどくさいからこのホテルの中のレストランで食べよう。

 お腹空いて降りていったらまだレストランの時間には早かったので出直した。メニューを渡されてコック・オー・ヴァンがあった。食べた事ないが興味はある。老鶏を使用すると聞いていたから固いかな?とも思ったが挑戦する事に。ブルゴーニュの料理だったんだ・・。と改めて思い直す。カルトもあるが、ムニューだとデザートもついて20ユーロだからムニューを頼んだ。意外と色々なメニューがある。      

  

 エスカルゴ・コックオーヴァン・タルトブルゴーニュを頼んだ。エスカルゴも美味しい!!フロント兼ボーイさんが「エスカルゴは始めて?」と聞いてきたので私は「ボーヌでで今日で2回目」と応えると「ベター?」と聞いてきた。「ベスト」と応えたら「ありがとう。」と笑っていた。次はいよいよコック・オー・ヴァン。骨付きでやはり固いからちょっと切りにくい・・。だが一口食べるとすごく美味しい!!ソースがすごくいい味だ。感動!!なかなか感動する料理に会えないが、ここはすごくいい。タルトをデザートで頼んでいたがお腹いっぱい。隣はカシスのシャーベット。あっちにすればよかったかな。。だがタルトも美味しくて全て平らげ紅茶まで頼んだ。えーこんなに美味しい料理出すレストランなのにお客さんが自分を含めても3組くらい??バーも併用してるのでバーやカフェにはチラホラお客さんは来てるみたいだがレストランは泊り客しか利用しないのだろう。駅前だが町の中心から離れているので他で宿泊するお客さんはここには来ないだろう。宿泊客もわざわざ他のレストランに食べに行ってしまうのかな。
レストランは穴場中の穴場かもしれない。ボーヌを訪れる際はぜひここの料理を堪能していただきたい。おとといもここで食事をしとけばよかった。

 今日は幸せな気分で寝れそうだ。屋根裏部屋で就寝。