白馬に乗って湿地帯へ

2010年10月13日(水)
  いよいよメインのカマルグでの乗馬だ。乗馬クラブへ着くと他にも客が来ていた。お父さんとその娘小さい女の子、それと姉妹の女の子達と私だった。しばらく待って白い馬を指されてこれがあなたの馬よと言われた。名前はサニーコップナー。馬に乗る前に乗り方とた綱の動かし方を言っていた。親切だ。観光局の人の話とずいぶん違う。カマルグの馬は半分野生だから鞍を付けさせないと言ってあったがみんなの乗る馬はちゃんと鞍はついてるし調教もされてる。そりゃ調教されてなかったら観光客は怖くて乗れないから商売にならないだろう。しかしヘルメットは貸してくれなかった。先生、お父さん、女の子、私、姉妹という順番に縦一列に歩き出した。

 ゆっくり歩いてる。これなら写真は撮れそうだ。上でゴソゴソ動くと馬が歩きにくいかな・・。ずんずん細道を入っていって草原が見えてきた。

  


 列車とは全然ルートが違う。車も通れないようなところだ。しばらく行くとフラミンゴが見えてきた。わーとまって欲しいのに止まってくれない。写真撮りにくいなぁ。。サニーも歩きにくそう。

           

  
 
  

  

 ドンドン進んで行って湿地帯に出た。そしてずぶずぶ入って行く。これ、これ、これがしたかったのだ。湿地帯を白馬にまたがり通っていく。先生が「サバー?」(元気?)と振り向いた。私は「サバー」と応えた。本当に気持ちが良い。わー本当にカマルグまで来て白馬にまたがり湿地帯を歩いてる。何ともいえない感動。あまり言葉も分からないのによくここまで来たものだ。。しばらく歩いていると先生が何かを言った。みんなうなずいた。私もとりあえずうなずいた。そしたら馬達が一斉に駆け出した。けさ早だ。何度やってもタイミングが合わず、上手く乗れだしたかな、と思うとバランス崩したり。日本だと柵のなかだからそんなに走れないがここは場外。けさ早は長く続く。他の人たちは上手く乗りこなせている。姉妹に抜かされた。姉の方はチラッと見てにやっと笑った。

  

まるでキャンディーキャンディーに出てくるイライザのようだ。悔しい!!もっと日本で練習しないとだめだなあ。先生がこっちに来て教えてはくれる。面目ない。。何度かの湿地帯でサニーがまさかのこけそうになった。えー湿地帯慣れてるのじゃないの??何とか立て直して大丈夫。川にさしかかった時、みんなはズブズブ水の中に入っていくのにサニーは川をまわって行こうとする。こら!!姉妹の妹の方は声を出してケラケラ笑いやがった。先生が声をかけ私がた綱を引いてなんとか渡らせる。今までは教えてくれる人がうまくコントロールして乗馬をしていたが、ここは自分の号令がちゃんとしないと、言う事を聞いてくれない。

 そして進んでいくと、驚く事にこの湿地帯には沢山のホテルがある。そんなに観光客が多いいのだ。今度はここを拠点に2泊位してフラミンゴを観測したり、馬は馬で楽しんだりしたい。バードウォッチングしている人もいる。車は入ってこないーいた。ジプシーの車が等間隔で止まっている。やつらはいいところに住んでるんだなぁ。他の乗馬クラブの人達ともすれ違った。

  
同じようにカメラを持ってる人もいる。みんなのんびり歩いてる。

 何回かけさ早をし先生が私についてくれていてみんな待ってくれたり。その間姉の方はずっと私をみてニヤニヤ笑ってる。こっちから言わせてもらえば西洋人は馬に乗る環境が出来やすいが、日本人はあまりそんな環境になる事はないのだ!!私も馬に乗り出して1か月くらいだし。だがそんな事はお構いなしに風景はすごく素晴らしい。歩いてじゃここまで来れなかった。フラミンゴも沢山見たし、カマルグの自然を十分満喫し大満足である。
 そして馬舎の裏から帰ってきた。最後に先生にサリーに乗ってる写真を撮ってもらった。

           
 
 今度はもっと練習して上手くなってから乗りに来よう。

 町まで引き返し、ボートにも乗りたかったが買い物をしたかったのでボートはまた次と言う事で。服屋でジャケットなど見てたら店の人が声をかけてきた。色々試着してジャケットを買った。トイレに行くから置かしておいてくれと頼んだら快くOK。あそこにあるからと指をさしたのが向いの公園の中。3個目のトイレの場所だ。えーこんな小さい町にトイレどんだけあるの??こんなに密集してる所は初めてだ。
 今度は塩を買いに。色々種類がある。どれにしようか迷う。いつもアルカンで買っているコルクの塩も売っている。そう日本と値段が変わらないような気がするが。。マスタードやワイン・キャラメル・米そのほか塩挽きのミルなども。迷いすぎて結局塩何種類かとワイン。キャラメル・米くらいしか買えなかった。ここのお店のもの全て使ってみたい!!

 このままでいくと17時代のバスに間に合う。しかし教会行ってない事と今日の夕飯のお惣菜を買ってないことに気がついた。とりあえずバスの場所と時刻を確認。今朝バスが着いたところへ。そしたらオーストラリア人がベンチに座って手を振っている。ボートには乗ったらしい。どこにいたんだろう?17時代のバスでアルルへ帰るらしい。私はその次だと伝え、バスの運ちゃんに次の時刻はこれで間違いないかと聞いた。オーストラリア人は明日アヴィニョンへ向かうので私も向かうから一緒に行きたいと思ったが二人の予定が今はまだ分からずここでお別れ。お元気で〜。私は再び戻り教会の中へ入った。

  

 教会の中は音楽が流れていて今までの教会とはまた雰囲気も違う。観光客がろうそくを買って火を灯してそれを祭壇に飾っていた。

  
私もろうそくを買って祭壇に置いた。何ともいえない心安らぐ所だ。ほっとする。何時まででもいたいような所だ。

  

 教会を後にし、お惣菜を買いに行った。小さな貝にテリーヌと書いてある。テリーヌとはこのことか?さっきのレストランでもこの貝を出してこれだよと言ってたのでこのことなんだろう。ポテト、海鮮クスクスなど少しずつ購入。しかしここの惣菜売ってるお姉さんのやる気のなさ。携帯いじって呼ばれるまで気がつかないなんて・・。

 もう十分買ったのでバス停で休む事に。
ベンチにいたらフランス人の男の子がやってきてどこ行きかと尋ねた。アルルと応えると通じなかったのか聞き返してくる。英語は出来るかときいたら出来ないと。アジア人に物を尋ねるな。しかも態度もデカイし。そしたらいなくなってしばらくして戻ってきた。誰かに聞きに行ったのだろう。バスが到着して乗り込もうとすると今朝一緒だったフランス人達も一緒だった。軽く挨拶を交わしてバスに乗り込んだ。
そしてカマルグを後にした。