サイ子の徒然

日々の暮らしの中で感じることなど……

本日、49歳になったよ!

新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


新年のお出かけは、
水たまりの東側の工具屋さんに行くこと。
誰1人、ついてくる者もなく(笑)、
独りで気ままな旅さ〜。

途中、


とか(背景にうっすら写ってる山)

が見えるところを通りました。
田舎の1級国道は、若干、車が多めでした。


カーナビ未搭載の愛車で出かけたものの、
「あれ?なんて名前のお店だったっけ?」

そこまで忘れたら、ナビがあってもどうにもなりません!

たしか、4文字で横文字の名前だったな。
「アマゾンは通販サイトだし、でも、アが付いた気がする。
 いや待て。思い込みほど怖いものはない。」
ず〜っと1時間以上悩んでましたが、
「まあ、脳みそを信じましょう。」
ということで、延々1時間半走りました。
スマホも未所有。八方ふさがり。
でも、国境は越えないから、
最悪でも、水たまりぐる〜っと回って、家に戻るだけさ……。

思っていた場所より、まだ30分ほど行きすぎて、
やっと見つけました。
「ああ、”アストロ”だったか」

駐車場で、あの懐かしいパンダカラーの「レビン」を見かけました!
まあ、明らかマフラー換えただろう?みたいな音には
興ざめでしたけど。

開放感のある、明るい感じのお店で、
お客さんも、たくさんいる様子。
臆することなく入れました。
店内は結構、熟年のおじさんが多くて、
普通に家電量販店のOAアクセサリー売り場を
歩いている気持ちで過ごせました。

チラシを手渡してくれたお姉さんに
レンチの話をしましたが、
あまりお詳しくないようで、すぐさま、引き下がりました。

本日の戦利品は
 

です。
形が違うのは、どっちが使いやすいか試すのと、
右サイド左サイドで使い分けると
間違えないんじゃないかという作戦です。

その前に、ねじなんか、外せないし……(苦笑)。

レジのところで、さっきのお姉さんが、
「あ、バイクのことなら……」と
かなり可愛いお姉さんに私のさっきの話をしてくれました。
そうしたら、そのお姉さん、ますます表情が明るくなって、
全身から
「今、バイクって言ったよね?私にバイクの話題、ふったよね?」
みたいなオーラを発して、対応してくださいました。
この小柄で可愛いお姉さんが、バイク好き……。
(見た目で決めてはいけませんね。)
「乗っておられるバイクは何ですか?」
うわ〜、それ、やっぱり訊く?
これは、現代における「絵踏み」だわ……。
しかも、乗ってないし……_| ̄|○
「……ゼルビスです……」
ゼルビスっ!」
……きっと彼女は、どんなバイクの種類を口にしても
その喜々とした表情と口調でその名を復唱してくれるのでしょうね。
「ブレーキオイルを換えようかと。
 でも、タンクがカウルの内側にあって、
 シートから外さないと手が届かないし、
 横からタンクを外してはどうかと思うのですが。」
という説明に、
「アンダーカウル、ありますか。」
「ありますが、それは外さなくてもいけます。」
「下に潜って作業した方が、やりやすいですよ。」
「センタースタンドあるので、少しは位置が高くなるかと。」
「ああ、センタースタンドあるのですね。」
そばにいた若いお兄さん(この店、若い人しかいない?)が
素早く画像の検索をしてくれています。
「あ、それ、その左下から2番目の画像!」
と私が覗いて言うと、
「?あ、ブレーキの……」
お姉さん、一瞬言葉に詰まる……。
私「フルードって言った方がよかったですね……(苦笑)。」


間違えたのは、お姉さんだからね。

私ちゃんと「ブレーキオイル」って言ったからね。

それから後のお姉さんの言葉は、
字幕が出なくても、絶対、カタカナだらけと思われる
あらゆる道具の名前を使っての話でした。


いいんです。
ブレーキフルード」って、知ったかぶり過ぎて口に出来ないような
ピヨピヨに出来る作業じゃないって、
知ってますから。
法改正の前は、整備士免許のないものには
出来なかった作業だって知ってますから。

そこまで盛り上がって頂けただけで
2時間かけてたどり着いただけの値打ちはありました。

「どなたか、お隣によく知った方にいてもらって、
 されたらいいと思いますよ。」
「はい、そういう方を探します。」
バイク屋さがせ、っておっしゃらないのが、泣かせます。

「これから寒くなります。運転、お気をつけて。」
と送り出されました。
お姉さんの運転のゼスチャーが「バイク仕様」なのも
粋な計らいでした。


ということで、

ブレーキフルードの交換にチャレンジ!は、やめます。

この冬、「愛されバイク:ゼルビス」と

(初公開よ:笑)


近所のホームセンターで買った、
以下の工具が冬眠に入ったのでした。


桃太郎やかぐや姫一寸法師に出てくる老夫婦は、
きっと子育てに苦労したでしょう(笑)。