「溺れるナイフ」(2) ジョージ朝倉

　ジョージ朝倉は評価している漫画家の一人なのですが、IKKIで連載していた「平凡ポンチ」は雑誌で読む限りはいまいち乗れなかったのですが、短編集とかは好きです。
　このマンガの主人公は、都会から田舎に引っ越してきた、モデルもやっている小学生の女の子である夏芽。退屈だった田舎だったが、神社の息子であり特別なオーラを持った同級生コウを意識して刺激を受ける話。この巻で小学生から中学生になります。
　大きな意味で話自体はいかにもな少女マンガであり、個人的には少し苦手な分野なので、1巻を読んで2巻を買うか迷っていたのですが、読んでみたところなかなかいい感じです。特にあのラストの引きでは次巻も買わないわけにはいきませんね。あまり詳しくないので何とも言えないのですが、この主人公の女の子って栗山千明のイメージがあるのでしょうか。最初に読んだときからそんな気がしました。おそらく激しく既出なネタな気もしますね。
　ちなみに別冊フレンドで連載中とのことですが、少女マンガ雑誌はフォロー出来ていない分野のひとつなので、連載は読んだことがないです。続きも知りません。3巻は気になりますね。