「正義警官 モンジュ」(1) 宮下裕樹
サンデーGXで連載中のマンガ。作者は、GXの新人賞から同誌でデビューの新人。
田舎の交番に配属された、ロボット警官モンジュの話。対犯罪用汎用兵器ロボットだそうです。新人らしさもありますが、GXにあった作風で好感が持てます。アワーズとかでもいいかも。
GXってなかなか面白いポジションの雑誌ですね。月刊誌ではあるけれど、アフタヌーンやビームほどマニア寄りでもなく、月刊ジャンプ、月刊マガジン、ガンガンよりは対象年齢が上、ウルトラジャンプや電撃大王、エースほどは萌え要素や絵重視でもない。やっぱり面白いポジションです。作家的にもアワーズとかが近い気もしますね。少なくとも、アフタヌーン、IKKI、ビームを購読している私の場合だと、立ち読みできなくてたまに購入するウルトラジャンプよりは肌にあう雑誌だと思います。このマンガのように、新人の発掘に力を入れている点も好感が持てます。浅野いにおもGXの新人賞出身ですね。大ヒットの作品はなくても、佳作が多い雑誌でもあるかもしれません。
「大学の話をしましょうか」森博嗣
最近出た本だとは知りませんでした。作者のサイトもたまに覗くぐらいなので、それほど熱心なファンではないということかもしれません。
この本は、編集者による大学に関するインタビューを行いそれを以前の「臨機応答・変問自在」と同じようにQ&A形式にまとめたものです。まだ全部読み終わってないので、感想は読み終わってから書ければ書きたいと思います。
「頭がいい人、悪い人の話し方」樋口裕一
ベストセラーになったシリーズの第1作目です。今更買うのは少し恥ずかしかったのですが、最近新書にも手を出すようになり、書店でパラパラ見ていたら周りにいる人の顔が浮かんだので、しっかり読んでみたくなり買ってみました。性格の悪さが露天する、かなりいやらしい動機です。
人付き合いのマニュアルのような感じがします。私なんかもそうですが、対人関係で必要以上に気を使い、他人にどのように思われているのかを意識してしまう人間には合うと思います。
やはり、異質な価値観の許容、感情論の防止、自己の立ち位置の分析などがポイントのように感じました。次の作品はもういいかな。