生命保険を選択してみる

去年、結婚し、1年が過ぎて、そろそろ生命保険に入れよと嫁に畳み掛けられているところなので、検討してみた。

※生命保険のみの話です。


1 生命保険に入る意義を考える


当たり前ですが、ここ重要です。

嫁との会話

嫁「生命保険そろそろ入ってよ〜」
me「(え、これは保険金詐・・・)何のために入るの?」
嫁「生命保険は家族が出来たら、みんな入るものじゃないの?」
me「(???)そんなわけないだろ!義務じゃないんだから」

という摩訶不思議な会話ですが、色々と掘り下げて行っても何も出てこないので
嫁を安心させるため、生命保険に入る意義を確認することにしました。

その意義とは、「一家の大黒柱(つまり私)が死んだ際、家族が路頭に迷わないで暮らせるお金を残す」こととなります。

つまり、私が死亡するリスクに対しての保険になるわけです。
当たり前ですが、目的を見失わないように記しておきました。

リスクに関する内容を、今勉強している最中ですので、今後少しずつ取り上げていけたらと思います。



2 生命保険の選考基準


では、どのように保険を選定すれば良いのか?
これは目的を理解していたら非常にシンプルに出てきますね。

つまり、「大黒柱が死亡したとき、必要な金額はいくらか?」でしょう。


家族構成やライフステージで変わってきますが、
必要な金額を考えるには、何にどれくらい掛かるか?を洗い出さなければいけません。


話を簡単にするために、
私が死んでも、嫁が生活費に困らないくらい稼げる想定をすると、
考えなければ行けないのは、ほとんどの場合子供の教育に必要な金額を確保することになりそうです。


□子供1人にかかる養育費を幾ら必要なのか?


参考になりそうな内容がライフネットに記載されていました。
下記リンク内、中段の「教育費はいくら必要なの?」に書いてあります。
( http://www.lifenet-seimei.co.jp/lifestage/family/index.html )


これを考えると30代では、子供一人当たり2000万円が必要になりそうですね。
(私は、修士課程まで卒業しているので、親には相当金額的負担をかけたことを知り、これからもっと親孝行しないとと思いました。)


□自分が死んだときにどこからいくらもらえるかを把握する


自分が死んだとき、どこから幾ら貰えるかちゃんと整理しておくことが非常に重要です。
余分な生命保険金を掛けてしまうと無駄な出費がウン十年続く可能性がありますから、ここの労力は惜しまない方が良いでしょう。

(※最悪ケースとして、毎月不要な生命保険代5000円を30年間払い続けると、5000円×12ヶ月×30年 = 180万円)


大きな受取金として考えられるのは、以下の二つでしょう。
 (1) 勤め先の福利厚生と退職金
 (2) 住宅ローンの団体信用生命保険


(1) 勤め先の福利厚生と退職金


これはきちんと押さえるべきです。
というのもの、会社によっていは福利厚生が充実していて、死亡に対する保証も含まれているケースがあるからです。
弔慰金と死亡退職金の合計支給額の平均は、勤続15年で627万円(17年調査674万円)、勤続25年で970万円(同1147万円)となっているそうです。※1
1部上場企業の場合、平均を大幅に上回っている場合があるので、きちんと会社の就業規則などを確認したほうが良さそうです。

※1 サーチナ-searchina.net


(2) 住宅ローンの団体信用生命保険


こちらに関しては、厳密に言うと、家族に対して直接お金が入ってくる訳ではなく、住宅ローンを返済されるだけです。

※2のリンク先(ライフネット)によると下記のように団体信用生命保険を説明されています。

団体信用生命保険は、住宅ローン利用者(被保険者)が死亡・または高度障害状態となった場合に残りの住宅ローンを返済するための保険です。
多くの場合、民間の金融機関では団体信用生命保険の加入が貸付の条件となっており、保険料はローンの返済額に含まれています。

※2 http://www.lifenet-seimei.co.jp/glossary/detail/380.html


最低限これらを加味し、生命保険の金額を決めるべきでしょう。


□ 「定期」か「終身」


ライフステージで必要な生命保険金額が変わるのであれば、定期のほうが、融通がきき良いという判断になりそうです。
終身にするメリットは保障金額に対して月額料金が安くなりますが、
生命保険は、子供が就職してしまえばほぼ不要になりますし、住宅ローンに入った段階で金額を見直ししたりする場合は、
定期のほうが良いのかもしれません。
メリット、デメリットは加入会社にもよるので、きちんと確認した方が良さそうですね。


□ 「掛け捨て型」か「積み立て型」


個人的な趣味の違いがあると思いますが、目的はリスクに対して準備できる金額が重要です。
これを見失わなければ、問題ないと思いますが、一般的に積み立て型は、家族の資産分散として投資していることになっています。
わたしは、支払いの保険金と投資による利益の違いが不透明であるということ、そのお金は一定の期間まったく使用できないということが
ネックになって、「掛け捨て型」のほうが良いのかなと思いました。


3 生命保険会社を決める


下記リンク先が本当に生命保険会社を決めるのに、役立つ内容でした。
さくっと世界一周計画: 結局ライフネット生命が安くない件について


結局、この記事をもとに調べた結果、(かなり話が飛躍しますが 笑)医療保険まで含めると共済が信頼性が高く、コスパが良いということがわかりました。
ただし、保障金額が全般的に安い商品しかないことがネックですので、お子さんがいらっしゃる方にとっては、物足りないかもしれません。