2016/7/15 美ヶ原〜千曲川を遡る ①


 朝、7時。堺出発。東に向かうに従い、空模様が怪しくなる。
諏訪湖に着くと、打って変わってカンカン照り。ビーナスラインを北上。
白樺湖から霧ヶ峰へ。途中の車山や三峰展望台は、ニッコウキスゲが風に揺れ、
青空と緑の草原がそれだけでも絵になる世界が広がっている。

 遥か南アルプスの方は、雲が薄れて雄大な景色がずうっーとすそを引き、
諏訪湖に広がっている。
 
 
 

 遊歩道を登っていくと、一面のニッコウキスゲ
この辺りも、年々、花が減ってきているという。
また、霧が出てきた。登坂の急斜面で濃霧。時折、サーと晴れ間が来るが、
すぐにまた、霧に閉ざされる。
幾曲がりしたのだろう。ぼんやりと何か建物がみえて来た。
そこから、砂利道で1,2分。今日の泊り、美ヶ原高原ホテル「山本小屋」だ。
美ヶ原を開拓し、百名山に名を連ねさせた、小屋のご主人は7年前に亡くなられ、
名物の美ヶ原のスライドは、息子さんが引き継ぎ、毎夜開催されている。
決してきれいではないが、温泉があり、しかも個室。
夕食は、噂に違わず、食べきれないくらいの品数だ。
すき焼きに始まり、信州サーモン、姫竹の焼き物、蕎麦、グラタン・・・
食膳にワインもでた。スタッフは、ネパール人の人も何人か居り、
キビキビと働いている。柔らかな、温泉の湯につかり、明日の天気を願いつつ
21時消灯。団体客も先ほどまで賑やかだったが、いつの間にか話し声も途絶え、
深い眠りにつく。