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ようやく一段落。や、週末はまたフル回転ですが。
旧聞ですが、先週土曜は日本ポピュラー音楽学会で拙著の書評会が行われた。ご来場くださった皆さん、ならびに評者の太田くん、佐藤さん(id:morohiro_s)には深く御礼申し上げます。特に佐藤さんの他分野への接続可能性を広げる流麗なプレゼンを聞いていると、苦し紛れに発明したフォーク音楽的作品概念やらなんやらといったパチもんの諸タームが、堅固な理論的基盤を備えた重要概念に生まれ変わったかのようで、著者としては「不憫な駄目息子をこんなにりっぱに育てていただいて…」との感涙にむせぶばかりなのであった。なのであなたも一冊買ってね!もうすぐ品切れの噂だよ!(いま本人が流してるだけですが)
- 作者: 増田聡
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2005/07/22
- メディア: 単行本
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まあ「学際的」な分野ですから、そういう別のエートスで同じ対象を扱う研究者にも説得的に機能するものを書いたり言ったりする必要がある、という身もふたもない当たり前の結論になってしまうわけなのですが(だからといって少なくともこういう「新しい」とか言われがちな、「立ち位置」が相対的に未確定な領域で、外野に対して説得的な効果をゲットするために「実証的」な身振りに居直ってしまうのは潔くないなあ、と思わんでもないんですよ)、たぶんそのためには「経験的対象」とか「理論」とかの概念に自分が負わせている理論負荷自体を十分に開示しながらやっていかなあかんのだけれども、ついつい面倒で「なー自分、わかるやろ? あれやあれ」的になってしまうのが遺憾遺憾、と反省しました。
呑んだらすぐ忘れたけど。id:DADAYAさん、帽子頼んだ!頑張って本書くし!