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Goodin(1985)において、Special responsibilitiesの例としてself-assumed obligationによるものとVulnerability Modelによるものが並示されていて、Goodinは後者の擁護のために前者を論撃するのだが、そこで攻撃対象としてH.L.A.Hart(1955)の"Are there any natural rights?"があげられる。今日になって気づいたが邦訳があった。まあ英文で20ページもないし別にいいが。
- 作者: Robert E. E. Goodin
- 出版社/メーカー: University of Chicago Press
- 発売日: 1986/08/15
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: H.L.A.ハート,小林公,森村進
- 出版社/メーカー: 木鐸社
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
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もちろんグディンのV・Mは岡野(2009)に示唆されたのだが今日岡野先生のほかの著作をあたっていたら岡野(2010)にもその話が出てた。
あと以下はちょっと気に入ったのでメモ。
>>「人の具体性に注視することは、人間の条件の一つである依存によりよく応え、傷つきやすい存在が実際の危害を被らないために、どのような責任分担の在り方が可能なのかという問いを、政治の端緒に置いてみることである。」(p.52)