R.P.G/地下街の雨

R.P.G. (集英社文庫)

R.P.G. (集英社文庫)

姉が宮部みゆきづいているのでこそっと拝借して読んでみた。ネット上の擬似家族、というキーワードに惹かれてこれにしてみたんだけど。 うーん、宮部作品はほとんど読んだことがないのだけど文体が非常に読みにくい。なんだろ、まどろっこしいというかいちいち説明過多というか。「慣れればはまるよー。なれるまでが大変だけど」と読書傾向が非常に似ている姉に言われたのだけど。 話も、つまんなくはない。でも読後感が「あー楽しかったー!」と素直にいえない。なんでなんだ?こんなに人気作家ということは万人受けしているということだよね、あたしには合わないだけなのかな。
この作品は特にあまり動きがないというか、まるでお芝居を見ているような台詞まわしや状況、シーン転換だった。舞台上での芝居を思い描きながら読んでいた。お芝居だったら面白かったのかも!とふと思った。会話や表情だけで状況が変化していき、謎が生まれ解かれていく、この感覚はやっぱりお芝居のよう。あまりに取り調べシーンが長くてページが進んでいくからどうなるのかと思った!そしてやっぱりだった!ww
そういえば姉に薦められてはじめにクロス・ファイアに手をつけてみたんだけどこれは結局序盤で挫折してしまったっけ。おもしろいって言われたから読みたかったんだけど・・。(そして挫折理由(つらい。めんどくさい。)を言ったら姉にも納得されたが。)(「そこをなんとか乗り越えろ!」とも。)
地下街の雨 (集英社文庫)

地下街の雨 (集英社文庫)

そいえば昔ざかざかと文庫買いあさっていたときに短編集だからと買ってみたこれも読んだっけ。短編集ってすごく好きでわりとどんな作家さんも楽しんで読めるのだけど、これを読んでいたときは別段読みづらいとも思わなかったのになあ。内容はごっそり忘れたけどw
宮部みゆきさん・・・・・・・・・今後手をつけない可能性大。しくしく。

オール

オール

オール

山田悠介はわりと好きで、一時期ハマって買い漁っていた。色々叩かれることも多いみたいだけど、その奇抜なシチュエーション設定というのはなかなかないし、何よりとても読みやすい。いい意味でインスタント的で。この作品はでも、今までのとはちょっと変わって突然の奇抜なシチュ、という形態ではなく、言うなれば群像劇。ほぼニートと化していたやる気のない青年がひょんなことから「なんでも屋」に入ることになり・・というものなんだけど、キャラクターも面白いし何より若者の心情がリアルというか身につまされるかんじで作者さんの若い感覚はとてもいいとおもう。  私は群像劇が大好きだ。この作品もそれなりに楽しく読めた。けれども、正直物足りない。群像劇の何が好きって、「私もこの中に入りたい!><」と思わされるような魅力に溢れたキャラクターや世界なのだが、それがちょっとパンチに欠けるんだよなあ。読み終わった後にくるぞくぞくぞく・・!と震えるかんじとか、しみじみ目を閉じて反芻してみる時間とかが、これには特になかった。決して悪い意味じゃないけど「いい暇つぶしをさせていただきました、ありがとう。」というかんじかな。
山田悠介のボロが見えてしまったのかもしれない。この方本当は小説を書くのが巧いわけじゃないんだなあと気づかされてしまった気がして。表現がね。やっぱり他の巧い方に比べるとね。奇抜な設定と、そこでの追い詰められた人間模様、というものに頼りすぎだったのかなあ。そういうのは好きだし味だと思うからそれはそれで凄いことだと思うんだけど。楽しかったし。次どうなるんだろう?ぞくぞく!というのはすんごくあるんだよね。  群像書くならもうちょっとがんばってー!という感想。  以下の本は結構おもしろくてハマった。漫画のよーにさくさく読めて良い。
リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)Aコース (幻冬舎文庫)Fコース (幻冬舎文庫)ライヴ@ベイビーメール (角川ホラー文庫)

ばんばんばかんす。

ああーなんだか眠れなかったー。昨日ちょっとすっきりとか言ってたけど全然すっきりじゃない!よく考えたらそこまでべっこべこなわけでもないのになあ。書いてたら止まんなくなっちゃったんだよね_| ̄|〇 んで書いたら書いたこと自体にへこんだし。うがー(>◇<) まあそんなんで自分がどーにかなっちゃうわけでもないし普通に生きて今日も仕事だしそんなことよりやらなきゃいけないことはいっぱいあるし、べつにいっかー。(言い聞かせ)
ああでも地味に読書づいてるのはある程度の逃避欲求があるからかもな。(笑) やっぱり本楽しい!☆