「モブサイコ100」「だがしかし」など担当した小学館の副編集長・小林翔氏が紹介していた「イズミと竜の図鑑」を読んでみました。
「メイドインアビス」のつくし先生も推薦されています、と描くとアレなんですが、子供が読んでも問題の無い内容だと思いました(今のところ)
イズミと竜の図鑑 1巻(感想レビュー)
出版社・剣と友社、第二編集部のイヅミ。
少女のような見た目は、呪いで成長が止まっているせいだと言います。
ダンジョンに潜るため必要な冒険者資格において最難関の吟遊詩人の免許は持っているものの実践ではまったく役に立たないスキル。
ダンジョン案内人(用心棒)の獣人・アルフを伴い、
剣と友社を代表するロングセラー本・竜の図鑑の改訂のため情報収集に赴きます。
獣人・アルフが的確な判断を下すとこや、戦闘も強いし、多国語を操るし、とにかくカッコイイ。
イヅミを守るために、お姫様抱っこや、飴玉を用意したり、もふもふの尻尾を触らせたり、得意では無いジョークを言って緊張を緩和させようとしたり、アルフが優しい。
イヅミは取材で竜の呪いを解いて、大人の体を手にいれたいと言います。
しかし、それは竜の取材のため編集長を説得する口実なのでは?
と疑うほど、見た目相応な行動も見られるし、竜を前にすると夢中です。
そもそも竜の呪いにかかったということは、過去に竜に遭遇したのか?
嘘か本当か、まだまだ謎です。
はじめて見る食べ物、文化、部族、エルフ、足元が今にも崩れそうな山歩き、目もくらみそうな崖。
危険な冒険だけど読んでいてわくわくしてきます。
独自の世界観を丁寧に描いていて、ちょっとしたコマにもわかりやすい情報があり、素直に世界に浸れます。
最初の船でたどり着いた港が、ヤッテ半島ヤンヨ港!
ネーミングにも遊び心が感じられ、ところどころクスッと笑えました。
竜の図鑑が完成するまでどんな旅になるか楽しみです。
竜の図鑑で思い出すのは、幼少期の「大百科シリーズ」
文庫本くらいのサイズだけど、分厚い本。
探してみたら似てる本があった!
学研ミステリー 百科!そうそう、手描きな絵がいいんですよ。
今でもあるのだな。
ゲームやアニメにモンスターが出てくるので、近年は大人向けの図鑑もあります。