ありがちな話

これまで自らの興味関心を心身問題(心脳問題)と位置づけて読書メモをとってきた.おおむね整理はついたとおもう(cf.id:somamiti:20061102).とはいえ気になる点も少しある.“心と物とのかかわりを考える”というけれどもこの「心」という語で私は何を指していたのか.

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精神はその形式をもつ.精神にはパターンがある.そう述べるとき私が思いえがいているのはゲームや小説・マンガにみられるパターンのようだ.とりわけイヤボーンの法則*1セカイ系*2などのパターン.

*1:サルでも描けるまんが教室』によって提唱されたエスパーまんがにおける法則。いたいけな美少女がピンチに陥りイヤァアア!と叫ぶと少女に眠っていた「力」が目覚めて敵の頭がボーンと破裂し、美少女は危機を脱する。この表現により、いたいけな美少女が実はエスパーであったと視覚的に理解される.この法則を広く捉えるならば……主人公などのメインキャラが都合のよい覚醒をして一気にピンチを覆すとき、イヤボーンの法則が働いているといえる(Wikipediaイヤボーンの法則」).ある知人は「力」の覚醒にあたる現象を「リミッターオフ」と称した.リミッターオフ現象はイヤボーンの法則にしたがって生じるといえよう.

*2:セカイ系泣きゲー,TRPGといったオタク系サブカルめいた用語は『ウィキペディア』でとても詳しく解説されているようだ

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