神様に似る生活

すべての核心は同じです。ペア・システムです。私たちの原理で言えば、この全体を連結するのが万有原力です。すべてのものに神様の二性性相が入ってきて、それがすべて万有原力になっているのです。皆さんの髪の毛を一本抜いてみても、万有原力によって必ずプラス・マイナスになっています。ペア・システムになっているので、髪の毛一本一本がすべてそうです。レベルが低くても、すべて神様に似ているのです。ですから、万有原力は授受作用を引き起こす力です。(文鮮明先生 1998年5月1日)

人はひとりでは生きていけないとか、結婚をする根本的な理由とか、身近な人生の問題も、「ペア・システム」というキーワードで解けてきそうです。
信仰生活は「神に似る生活」である、といいます。
キリストに似るというときも、キリストの神性に似るという理解に立てば、要するに神様に似るということと同じ意味となるでしょう。
創造原理を学ばなければならない理由の一つは、人生が神様に似ていくためのものなら、神様がどのような存在かを知らなければならないからです。
堕落論から始まる信仰生活なのか、復帰原理から始まる信仰生活なのか……。
やはり後天時代、天一国時代の信仰生活は、創造原理から始まるものであると考えるべきでしょう。
原理本体論というものがあり、原理本体論教育が重要だといわれています。
これも、創造原理から始まる神に似る生活を実現するためのものですね。
ひとり孤独にひたすら修行に励む姿が神様を信仰する者のイメージであった時代から、ペア・システムに生きる、万有原力で生きる生き方が信仰生活であるという時代に移行していかなければならないようです。
文鮮明先生の思想を端的に表している「ために生きる」という精神に、本日引用の御言葉の意味の全てが入っていると思います。
他者のために生きる人生、ペア・システムが有効に機能するように働きかける生活が大切なのだと改めて感じます。
全ての核心はペア・システム、そしてペア・システムを機能させる力が万有原力であるということです。
神様に似た者となる……万有原力にあふれた人生を送りたいと切に願います。



神様に似る生活をしてこられた文鮮明先生