キリスト教と統一教会の共通点

エス様が最後に、「わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」(マタイ二六・三九)と言いながら死んでいったその態度の中に、あらゆるものが含まれているのです。それゆえ、我々は天の意志と一致するそういう道を歩かなければなりません。我々にとってはこの道が、一番正しい道に違いありません。
エス様がそういう道を歩かれたために、彼の理想は歴史と共に動いて、今日の世界に重大なる影響を与えているのです。イエス様がそうであったために、キリスト教は世界的な宗教として発展しなくてはならなかったのです。こういう宗教は決して滅びません。そういう宗教的な道が勝利の基盤をつくり上げ、伝統のきずなを固く植え付けることができる唯一の道であるということを、我々ははっきりと知らなくてはなりません。今日において、我々統一教会が歩いている道もこれと全く同じ道です。我々の教会は、世界のために建てられたのです。世界の生死の問題を解決するために建てられた教会なのです。(文鮮明先生の御言葉 1970年9月27日 韓国・ソウル)

文鮮明先生はしばしばイエス様の事情と心情について語り、キリスト教の使命について訴えられます。
文鮮明先生が語られたイエス様とキリスト教に関する膨大な御言葉の内容をここで要約して伝えることはできませんが、この引用の御言葉の中にその核心に触れる内容があると私は思っています。

キリスト教統一教会も天の意志と一致する道を歩まなければならない。
キリスト教統一教会も世界のための教会、世界の生死の問題を解決するために建てられた教会である。

これがキリスト教統一教会の一致点であり、共通点です。
エス様と文鮮明先生の生き方が一致したものであるとするならば、キリスト教統一教会の行く道もまた、同じ道であるはずです。
互いに一つの目的に向かって協働すべき立場のはずです。
しかし、残念ながら、現状はそうなっていません。
文鮮明先生は聖和(逝去)されましたが、地上におけるキリスト教統一教会の大同団結は一日も早くなされなければならない、緊急を要する解決されるべき課題です。
私たちは神様のもとの兄弟姉妹であり、一つの家族です。
キリスト教統一教会は互いに必要とし合い、慕い、尊敬し合うべきです。
両者は天の意志(みこころ)に従って協同すべき関係なのです。
世界基督教統一神霊協会」の名称の中に、これらの内容の全てが収められています。
私たちは今こそ、1954年5月1日に韓国・ソウルの小さな館に掲げられた「世界基督教統一神霊協会」の意味を深く悟るべきではないでしょうか。



草創期の世界基督教統一神霊協会の看板