宗教的価値観

宗教的価値観の崩壊原因とは何でしょうか。それは、第一に、科学技術の発達と経済成長などで、人間の精神が物質主義に流れているからです。第二に、共産主義をはじめとする各種の無神論と唯物思想が急速、かつ広範囲に蔓延しつつあるからです。第三に、政治分裂の流れのものとで、国家教育政策において宗教を教育科目から排除することによって、幼い時から無神論の思想を注入するという結果をつくりだしているからです。第四に、共産主義者たちが赤化工作のために、残された価値観さえも意図的に破壊する戦略を用いているからです。第五に、宗教的価値観を理論的に守護すべき確固たる本体論が欠如しているからです。(文鮮明先生の御言葉 1982年11月25日)

文鮮明先生は宗教的価値観の崩壊原因を以下の5点にまとめられています。

①物質主義への傾倒
共産主義無神論、唯物思想)の蔓延
③宗教教育の欠如
④残された価値観(家庭の価値)の喪失
⑤本体論の不在

この御言葉が語られた1982年からすでに30年が過ぎましたが、世界は今なお、宗教的価値観を再建できずにいます。
文鮮明先生は、この「宗教的価値観」の重要性を何度も繰り返し強調されましたし、世界と人類のために、生涯をかけて宗教的価値観を教育するために投入してこられました。
宗教的価値観とは、神様を中心とした価値観、すなわち絶対価値のことです。
文鮮明先生は絶対価値を世界と人類に教育したかったのです。

①統一原理による精神世界と物質世界の和合統一
勝共理論と統一思想による共産主義思想および無神論唯物論の克服
③神主義に基づく価値観教育の推進
④「家庭盟誓(家庭の誓い)」の発表と真の家庭運動(祝福運動)の拡大
⑤原理本体論の確立とその教育の実施

文鮮明先生の偉業を一言で言い表わすことは簡単ではありませんが、引用した短い御言葉の内容からも、見えてくるものがあります。

内外の混乱が続く中ですが、文鮮明先生が遺してくださった思想と伝統(御言葉)に立ちかえって、私たちが今後何を成していくべきなのかをじっくりと再考する機会を持つべきだと思っています。


文鮮明先生の苦難の路程は全て世界と人類の救済のためであった