京都は紅葉の宝石箱やぁ★(←彦摩呂風)

紅葉狩り@京都、3日目。

【3日目:嵐山〜渡月橋〜トロッコ電車〜常寂光院〜竹林〜ぜんざい〜龍安寺金閣寺祇園で親子丼〜一年坂、二年坂でお土産〜京都〜品川】

3日目、最終日。荷物を京都駅のコインロッカーに置き、この日は一路嵐山まで向かう。山陰本線の車内は同じく嵐山まで行くと見られる人々で混んでいて、嵐山という場所のポテンシャルを垣間見る。

着くとすぐにトロッコ電車の駅へ。ガイドブックを見て嵐山に行ったらぜひ乗りたいと思っていたから往復1200円も安いものだ。帰りは窓の無い車両ということで否応にも期待が高まる。

ロッコの出発まで時間ができたので、嵐山の見所の一つである渡月橋へ行くことに。道中、ガイドブックに載っていた蕎麦屋に入り念願だった京都名物、にしん蕎麦をブランチ代わりに食べる。天ぷらも美味しいとのことなので海老の天ぷらも一緒に注文。共に美味。幸せなり。

渡月橋までの道は色々なお店が並んでいて、典型的な観光地臭が強い。みやげ物や美空ひばり館等等。そこを通り抜けると目的であった渡月橋と静かに流れる桂川。その背景には嵐山の見事で雄大な紅葉。これはすばらしい。観光地として人が溢れるのも納得。そりゃ団体さんも嵐山をバックに集合写真を撮ろうとしますよ。

ロッコ出発の時間が近づいてきたので、せんべいなどを軽く食べ歩きつつ駅に戻る。ゆらりと駅に入ってきたトロッコはなかなか風情がある。片道約20分、車窓から見える景色は大自然。普段では見られないような光景に「凄い」としか出てこない。一方、帰りは件の窓の無い車両だったのだが、寒風が容赦なく吹き付ける状態だっただけに景色はそっちのけ、「寒い」としか出てこなかった。これは誤算。まあそれもまた一興と言えば一興。
 


復路の途中の駅でトロッコを降り、常寂光院へ。ここは個人的にかなり気に入った場所となった。規模も手ごろでまとまった綺麗さがあって、大げさではない佇まいがかえってその美しさを引き立てていたような気がする。あないみじ、いとをかし。
 

駅に戻る道すがら竹林を通り抜けたところで一休み。京都初の甘味はぜんざい。散々歩いて疲労していた体にやさしい甘さが染み渡る。これで最後まで気合いで乗り切るぞ、って別にがんばる必要は無いんですけどね。

回復したところで嵐山を離れ、今旅行のトリを飾る龍安寺金閣寺へ。龍安寺金閣寺は非常に好対照で、前者を「清貧」と言うならば後者は「豪華絢爛」といったところか。共に見所も多く、さすがといった雰囲気だったが、金閣寺は韓国の修学旅行生が大挙して押し掛け、デジカメを手に手に騒いでいた分、龍安寺に軍配。別に金閣寺は悪くない。全く。
 

帰りの電車までにまだかなり時間があったので、夕飯&お土産のためにバスにて祇園まで出る。ガイドブックに載っていたお店で名物と言われている親子丼を食す。これまた美味。山椒が効いているところがまた粋。がんばってここまで来た甲斐があった、とは言いすぎだけれど、最後の食事を飾るにはふさわしい味だった。

お土産は1日目にも来た一年坂、二年坂周辺で買うことに。京都といえば八つ橋、というわけで八つ橋のお店へ。それにしても京都は本当に八つ橋のお店が多い。名物なのはよくわかるのだが、どの店も「元祖」「本家本元」「発祥の地」「総本山」などなど、どこもかしくもがパイオニアを謳っている。正直、どこの八つ橋も美味しいことには変わりないのだから、どの「元祖」で買おうが一緒だろう。結局新発売の黒ごまの黒い八つ橋を購入。新発売の時点で「元祖」では無いような気がするが、美味しいから良しとしよう。他にもイチゴ、チョコ、チョコバナナ味なんてものもあった。本当にご苦労様です。

全てのスケジュールを終了し、京都駅に向かう。帰りの新幹線はまさに爆睡。この3日間は色々なところに行けたし、紅葉も十分すぎるほど見ることができたので、非常に充実していた。また機会があればぜひ行きたいところ。そうだ、その時の友人へのお土産はシウマイ30個入り真空パック(¥1020)にしよう。うんうん。