空想十六夜  和風童話展が始まった1日目・2日目

空想十六夜 和風童話展 大阪芸術大学キャラクター造形学科三回生のグループ展が始まりました。連日35度以上の気温が続く日々。炎天下にもかかわらず来ていただいたお客様に感謝です。
8人の作家による展覧会。力作が展示されていいます。
展示の風景をアップします。
まずは玄関

室内は

初日の当番である「神戸]は、白雪姫から「マッドアップル」を制作。そして眠り姫を「眠茨姫」(ミシンキと読ませる)とし、三匹の子豚は「三匹のレディー」に変身させている。

そして同じく当日の当番である「ゆがみ」はヘンデルとグレーテルを「現代日本的菓子兄弟」と銘打ってイラストを展開。不思議の国のアリスを「王国 落ちる」とイメージ展開している。マッチ売りの少女は死をイメージした「おやすみ」に・・・・・。

そして、2日目の当番は蒼子とゆがみ。
蒼子は赤い靴を「去っていく赤い足」ヘンデルとグレーテルを「カゴのトリと魔女殺し」としてイメージ展開している。そしてラプンツェル。このラプンツェル自体怖い話だ。魔女に監禁されていた少女が窓から長い髪を垂らす。果たしてやってくるのは魔女なのか 運命の人なのか ・・・・・・・

現代でも時々想像力を超えるような監禁事件がある。現代の童話は現実を超えて「童話」にすることができるのか。そのようなことを思う。

童話を材料にしたイメージの飛躍に出会ってください。
ひとの心の底にある不安や揺れや残酷さを、一見かわいく見える図柄から感じ取ることができたら、夏の夜が涼しくなるかもしれません。