森本恭代さんの個展「ありがとう」10月28日(木)から11月9日(火)まで

森本恭代さんの個展「ありがとう」が始まった。

森本恭代さんは大阪府立現代美術センターで11月1日から6日までの日程で開催されている「第10回国画会大阪作家展」にも出品されている。
現代美術センターの会場からは地下鉄で3駅のところですから、ぜひ足を伸ばしていただきたいと思います。




森本さんの絵は楽しい。おもむくままに絵具を動かす。(決して筆だけではない)キャンパスにイメージを描いていく。その線や色が本人にとって面白いと思うかどうか、その瞬間、次に発展するかどうかの分かれ目となる。出来上がった作品は赤ちゃんのようだという。
だからなのだろう。曲線で仕上がった作品はいとおしさに満ちている。彼女は「ありがとう」という言葉が好きだ。きっと彼女は悲しいこと、つらいことがあっても、それでも、笑顔やありがとうという言葉が好きなのだ。そして彼女はいろんなものを捨てきれない。贈答にいただいた箱を大切にし、彼女の小作品によみがえらせていく。箱に布を張り、その箱の横まで絵画世界をはみ出させていく。楽しいことが好き。笑うことが好きな彼女の世界は、平面のキャンパスをはみ出していくように勢いがある。
今、スペースふうらは森本ワールドになっている。これから期間中少しずつ彼女の絵を紹介していきたい。




 
ふうらの番人のひとり言・ひとり鑑賞
 森本さんの絵を見ていると光の当て方でいろんなキャラクターが浮かびあがってくる。いやなこと、悲しいことがあっても「笑おう」と、呼びかけられているような気持ちになる。

ボクは勝手に「ぷにゅぷにゅ」という名前をつけた。ぷにゅぷにゅは笑顔の神様。悲しみの種やいやなことを食べては大きくなる。プニグチやプニボウを従えて、大きく口を開けて、とてつもなく下手な歌を歌っている。彼女が歌うと・・・・世界は・・・はじめは「うるさい」とか何とか怒っているけれど・・・そのうち、あきらめて・・・・そして・・・・・・・みんな笑い出す。

「ぷにゅぷにゅ」は不定形な原生生物のような「もの」。いろんな形に変化する。
あなたにぴったりな ぷにゅ・・がいるかもしれません。
私が好きなぷにゅは・・