2012 GW〜前編〜

GWは5日め、あっという間に半分が過ぎてしまった。


只今、長崎市内にいる。


明日、佐世保に向かってよーやく実家に顔を出すつもり。






今年のGWは、友だちが2組も結婚式を挙げるというスペシャルな年で、


しかも京都(4/29挙式)と長崎(5/6挙式)という


幸せ2倍・お楽しみ2倍の旅である。








これまで、親戚、先輩、友だちと


何回も招待いただいて結婚式に参加させていただいたが、


ほんっとに申し訳ないくらい準備不足でお金もなく間に合わせだったので


もうさすがに「大人の女性」に足を踏み入れ始めた年齢になってきたし


”バタバタして取り繕ってきましたよ”感のないよう


年末から、式に着ていく洋服やら靴やらバッグやらネックレスやらを揃え


着々と準備を進めてきた。




それに加えて今回は それぞれ大役に任命されていて、


京都では友人代表のスピーチを、長崎ではウェルカムボードをお願いされ。


スピーチの原稿を書いたり、ウェルカムボードの材料を買ったり、


これも何カ月か前から話は来ていたが


いつの間にやらもうGWが来てしまった。




こういうことは大抵そういうもんである。


時間はいくらあっても 結局は逆算してしまって全然足りない。







GW前夜の27日は、まず東京から大垣へ移動。




結婚式の衣装などをスーツケースに詰め、式前日の28日に電車で京都入り。


岐阜から京都は意外と近く、


新幹線を使わなかったら、電車で2000円くらいで行けてしまう。




長崎から京都入りした友だちたち3人と合流し、その足で京都の街へ。



女ばかりで夜の街へ出ると、どうなるか───?



久しぶりだったのでちょっとびっくりしたのだが、


ごはん!でも乾杯!でもなく、真っ先にショッピングなんですね。




東京に居たら、いつでも、ちょっと電車に乗って繁華街に出たら


でかいショッピングビルでいろんなブランドを見ることができるので、


福岡とか都会に行く機会ができた時の、


「長崎(佐世保)には売っていないブランドの服を見るチャンス!」


的な情熱はもう すっかり忘れてしまっていたのでした。






以前、長崎から福岡にたまに出張に来れた時は、やっぱり、


素敵なカフェやレストランより何より、ショッピングだったもんなぁ。

(そして余った小銭でラーメンとか)


友だちはみんな買い物をして嬉しそうだったけど、


あたしは結婚式2つ分+帰省という出費があるので、


めちゃくちゃ気になったスカートがあったけど


ほんとに 泣く泣く涙を呑んで諦めた。






肝心の結婚式&披露宴(4/29)はというと。





新婦・新婦の身内の方に混ぜてもらってヘアセットをしてもらったのだが


前髪は編みこみで、まとめ髪で・・・というイメージを伝えたら


関根マリちゃん(関根勤の娘)みたいな感じにしてもらえて気分上々。




式では新婦がチャペル内に登場した途端にすでに号泣してしまった。


やっぱり、あの神々しい空気と、いまだ見たことのない


美しい花嫁衣装に身を包んだ新婦を見るとはなぜか涙腺がゆるんでしまう。







披露宴が始まり、乾杯もそこそこに


普段だったらお酒がどんどん進むところだが、


スピーチに備えて控え目にしていると 


思いのほかすぐにスピーチで呼ばれて前へ出る。


実は読む練習はまったくしていなく、ぶつけ本番という無謀な挑戦。



私は、低くて通らない自分の声が嫌いなのだが


そう分かっていながら練習しなかったのはちょっとまずかったと


呼ばれる直前になってひどく後悔していた。


それでも、


原稿を書いたのは正真正銘 私だし、こういうことを言おうかな、と


ずいぶん前から頭の中で構成は練っていたので

(京都へ移動する電車内でも最後の修正を加えていた)


言葉に詰まるようなことはなく


心配していた 感極まりと号泣も 最後のひと言まで我慢できて


そつなくこなせた方だったと思う。




そう自己満足はできたけど、


私と新婦のマンツーマンのお祝いだけではなく、


ご家族や周りの方が聞いた時、果たして心に響くものはあるのだろうか?


という心配があった。




しかし、新婦のお母さんが挨拶に回って来られた時、


初対面の新郎のお父さんから最後のお見送りの時、


二次会以降での新郎側のご友人の方から、


「あのスピーチは良かった」という言葉をいただいて


”初めての友人代表スピーチ”という記念イベントは


嬉しい思い出として記憶され締めくくられた。




これにはさらに嬉しいオマケが付いていて、


ブーケプルズ(女性陣がブーケに付いた紐を引き、ブーケを引き当てる)に


参加したらなんと、私が当たってしまった!!


驚きと嬉しさで泣き笑いという 忙しい表情で皆の写真の中に残った私。


結婚式は現実離れした夢のような時間だけど、


こんな偶然なラッキーがあるもんやねと、今でも信じられないでいるんだ。







30日、京都から長崎へ帰省。


京都は、観光都市ながら、


あまりサービス精神のない県民性らしいという認識はあったけど、


エスカレータに横並びしてたら急ぎ足で「どいて」と抜き去るオバサンや


朝のモーニングをウリにしていたカフェに入ったとき


駅の中という場所柄、手際の良さが肝心なはずなのに


サービスのなってなさに 改めてそう感じさせられた。


長崎人が面倒見が良く優しいだけなのだろうか?
(それが当たり前なので)







長崎駅について、夜ごはんの買い出しのため寄り道。


一般的なスーパーの食品売り場が、帰省時どれだけ感動するか。


魚介も新鮮で安いし、とにかく美味しい。


今となっては懐かしく長崎でしか食べられないものと再会する喜び。


長崎に居る時は、マンションの一室を会社の事務所としているので、


帰省する時は使わせていただけるのがありがたい。




1・2日は平日ということで、


口座のある地元の銀行やら営業日である取引先とのやりとりでひと仕事。


1日夜は 帰省時定番の大手回転寿司チェーンの居酒屋スタイル寿司屋と、


かにやでおにぎりという長崎満喫コース。


〆のとんこつラーメン!も行きたかったけど、さすがに満腹で断念。




2日は夕方、前職での社長がやっているお店の前を通りかかり顔を出す。


めがねも外して 痩せた顔を見て


久しぶり会った人は結構「誰だか分からんかった」って言われるんだけど


その社長ご夫婦は 毎回すぐ私だと分って歓迎してくれるのが嬉しい。


すぐ帰るつもりだったけど、ちょっと喋ったら話が弾み


すっかり長居したあげく 気になった本を 持っていかんねといただいた。
(以前同じ会社で、連載漫画を描かれていた方が出された漫画集)




今の仕事とは直接関係ないけど、


気になってて自分でやってみたいと思ってる事を話したら


ぜひ、やんなさい!それはやるべきよ。 と言われて


時間がないけんなぁ〜とかなかなかやり出すきっかけはなかったけど


本気でやってみようかな、と思った。


このお店に行ったことが、すごく刺激となった一日であった。






もうGWも後半に差しかかるけど、最終日の結婚式に向けて


ウェルカムボードの仕上げが残っているんだ。


飲み残しのワインもあるけど、ここで欲に負け放棄するわけには行かない。




いつになっても、締め切り前の原稿書きのような状況は卒業できないなぁ。




苦い思い出を作らぬよう、今日と明日は納得の行くまで妥協せず


準備に時間をかけよーと思う。


がんばれ、わたし。