GWサイパンその3


3日目の1本目は、前日と同じ「アイスクリーム」。今回は前日より透明度も高く、海上から差し込む光がとても美しい。マダラトビエイもちゃんと来てくれて、光の中を優雅に泳いでくれた。また、表層にはオキザヨリの大群が現れ、これまた光の中を乱舞する様は華麗の一言であった。
2本目は「沈船」。旧日本軍の輸送船「松安丸」が沈んでいる内海のポイントで、魚影も濃く、探検気分が味わえるポイントだ。また観光用潜水艦にも会える時があり、ダイバーと潜水艦観光客とでお互い写真を取り捲るという面白い光景も見られる。前に潜ったときはかなり楽しかったので今回も期待していたのだが、いざエントリすると残念ながら透明度が最悪。おそらく透明度8mくらいで、肝心の船がぼんやりとしか見えない。大物も見られず、潜水艦にも会えずと、はっきり言ってイマイチの内容であった。とはいえ、魚影は相変わらず濃く、またあちこちで私の大好きなリュウキュウスズメダイが群れていたので、潜っている間は結構楽しかったが。
3本目は「ウィングビーチ」。夏場のスポットで、エントリ口まで結構歩かされる。リップカレントが結構強く、また疲れも溜まっていたため、重いタンクをしょって歩く際にこけそうになることが何度もあった。が、エントリさえしてしまえばこれがなかなかの美しさ。例によって光のカーテンが差し込む中、色とりどりの熱帯魚が岸壁沿いに群れている。カサゴやエビ、そして模様が珍しいタテジマキンチャクダイの若者などを楽しむことが出来た。
これにてダイビングは終了だが、今回は全体的に大物感に乏しく、「これ」といった見ものが無かったのは少々残念であった。とはいえ、やはりサイパンの海は猛烈に綺麗で、潜っているだけで楽しいことは間違いない。そうそう、今回購入した軽器材類はばっちりフィットしており、ストレス無く潜れることができた。そのおかげか、エア持ちもずいぶんと良くなり、どのポイントでも残圧50以上でイグジット出来るようになったのは大きな収穫であった(前は30とかの場合も多かった)。
さて、ダイビングが済んだらいざ夕食へ。本日もショップスタッフと共に地元の居酒屋に繰り出し、ダイビング談話で楽む。常連さんが多く、スタッフの裏話などを聞けて大いに盛り上がった。