『であいもん (3)』 (角川コミックス・エース) 読了

転がってたけど、特に読むつもりはなかったまんが。他の本が読み切れなかったので、ここに出しておきます。

2018-05-23 四巻読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20180523/1527054876
巻頭にカラーページ四頁あり。
装幀・デザイン 倉地悠介(Astrorb)
初出/『ヤングエース』'17年4月号〜'17年8月号

カバー裏
10年ぶりに京都の実家「和菓子屋・緑松」へと帰ってきた納野和いりのなごむは、居候の少女・雪平一果いっかの父親代わりを任されることに。以下略


京都×和菓子×家族
よぉ来はったね。和菓子の世界でゆっくりしてってな。
小さな秋、見つけた。3巻おしながき
月見団子 秋桜 栗饅頭 工芸菓子 柚子羊羹

作者 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E9%87%8E%E3%82%8A%E3%82%93

秋からクリスマス直前までの話ですが、掲載号を見ると、春から夏。なんでこんなズラしてるんだろうと思いました。
頁24、月見団子の関東と関西の違いは知りませんでした。下は2016年の関東月見団子の写真。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/stantsiya_iriya/20160915/20160915193107.jpg
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160916/1473970844
関西の月見団子は「里芋」を模してると本書にありますが、なんか関西のスーパーでは、海老芋とか、里芋だとさらに細分化されて、品種名の「セレベス」とかで売られてた記憶があります。ざっくり里芋という名称で流布してたかな。ヤツガシラは里芋ではないとこの辺では言われてますが、私は区別がつきません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%84%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%A9
頁106など、「専学」専門学校をこう略すとは知りませんでした。私は「専門」と略します。「浅学」と同音なのに忌避しないのだろうか。
頁145パアアア こういうはやりすたりの表現が読めると、時代についていけている気がしてうれしくなります。
あとがきで、主人公にいろんな髪形をチャレンジさせるのは、今までやっていなかったこと、と書いていて、その意気やよしとテキトーに思いました。耳を出す髪形をどういう時にするか書いておられますが、さらっと、おデコを出した髪形をそこに置いていて、耳よりおデコのほうが面積的にデカいし、同一キャラと認識されうる一線をカンタンに踏み外しているので、そこを説明しないあたりが京都人というか、裏地に凝る江戸っ子みたいなやっちゃと思いました。関西人の方が(日本の中では)より思考を言語化すると思うんですが、ぶぶ漬けにこめられたメタファーに皆惑わされ過ぎているのではないか。

頁93、ツイッターで旧友を発見する話は初めて見ました。FBやLINEなら聞きますが、バカッターとか呼ばれてたツイッターで、そんなことあるんだろうか。シマウマはデマ。以上