暗記と韻

太陽って西と東のどっちから登るんだっけと考えた時,一時期,天才バカボンの歌の「西から登った太陽が 東に沈む」という歌を思い出して,「その逆だったな」と考えて思い出していました.そんなことせずに正しい情報をただ暗記すればいいのにと思うのかも知れませんが,ただの暗記と歌には暗記のしやすさには大きな違いがあると思うのです.


それは一般的には語呂合わせとかでも発揮されているのですが,音数とか,リズムの良さという制約条件を付けることで2択の問題を一意に決定できるということです.上の例で言えば音数を同時に覚えているので,西と東が交換不能になっているため,間違っていないことが確信できるのです.


例えばUVERworldの曲を聴いていて凄く覚えにくいのは,同じ旋律の繰り返しが少なく,音数をいくつ入れるのかも不定で,その制約が利用できないからです.童謡とかは小説内で入る音数などが(比較的)変化しないため,覚えやすいのだと考えられます.


なんか覚えようとした時に,無理やり七五調とかにしてみるとか,結構有効かもなーと思いました.昔からろくに暗記とかしてなかったけど,「どうしたら覚えられるか」みたいなメタ努力は面白いよね.