紀行「赤毛のアン」―プリンス・エドワード島の人々(奥田実紀) - レビュー
お勧め度★★★★★
奥田実紀著、
『紀行「赤毛のアン」―プリンス・エドワード島の人々』は、
ワーキング・ホリデーでプリンスエドワード島に滞在した著者が、
ルーシー・モード・モンゴメリを記憶する人たちに
話を聞いて歩いた、紀行本です。
紀行「赤毛のアン」―プリンス・エドワード島の人々
posted with amazlet at 09.05.22
本の前半では、
ルーシー・モード・モンゴメリの軌跡をたどり、
著者自身が、モンゴメリを記憶する人々から話を聞いて回った様子が、
大変生き生きと記録されています。
グリーン・ゲイブルズやモンゴメリの生家、
モンゴメリが育った家などなど…。
著者が体当たりで経験した紀行ならではの臨場感があり、
私たちも一緒に、
モンゴメリをめぐる旅をしているような気分が味わえます。
本の後半では、
著者がプリンスエドワード島で出会った人々の様子が、
紹介されています。
ちょっとお茶目なアイランダーたち。
人情味のあふれる、
とてもあたたかい島の人々の様子。
時代は変わっても、
「赤毛のアン」に描かれている、
プリンスエドワード島の人々そのもの、
といった感じです。
心あたたまる紀行本です。
章立ては以下の通りです。
- はじめに
- I アンの物語の舞台を訪ねて――L.M.モンゴメリの軌跡
- II アンの愛した島に住む人々――プリンス・エドワード島という島
- あとがき
- 参考文献
紀行「赤毛のアン」―プリンス・エドワード島の人々
posted with amazlet at 09.05.22
よろしかったら一日1クリックで応援して下さい。
↓励みになります。
にほんブログ村