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水曜文庫 古本の買取と販売 tel:054-689-4455

2017-02-17

「アンソロジーしずおか 純文学編」同編集委員会 静岡新聞社 

やっと出ました、先ほど新刊本屋さんに行って買ってきました!。
アンソロジーしずおか 純文学編」同編集委員会 静岡新聞社 
                                           ISBN9784783822554

水曜文庫も編集委員の末席に加わらせていただき何度も集まって編んだアンソロジー集です。静岡県内が舞台になった近代小説作品を集めています。少しでも多くの若い方に読んでいただきたい、もしなかの一篇が気に入ったらその作家のほかの作品も読んでくれたら、そのとっかかりになってくれたらと話し合って編みました。ぜひ書店にて手に取って見てくださればと思います。

静岡市出身の作家、三木卓さんにとても素晴らしい解説を書いていただくことができ、それを読める幸せ。バカな感想ですが一読「ああすげえな」と天を仰いでしまいました。このおだやかに見えながら力強い文章を少しでも身近な立場で読むことができたのはなにより代えがたいこと。

一冊の本ができあがるまで、読み話し合い、事務手続き、デザインなどさまざまな工程を編集者の方にお聞きしながらこうして本が本屋に並んでいる光景を見ることができたのはほんとうに楽しい経験(編集者のお仕事を見て本を作るのは大変だなと実感もしましたが)でした。また装画・挿絵を描かれた御殿場在住の画家/イラストレーター、ちばえんさんのデザインの仕方・考え方のその一端でもみることができたのは、ぼく自身絵やデザインについてまったくの素人のため、なかなか言葉ではいいあらわせないのですが、ゾクゾクした得難い経験でした。

またご来店いただいたおり、編集委員に持ち帰らせていただきますので、至らないところも含めて感想などを教えていただければと思います。「こんな本が出たみたいだよ」とご興味がありそうな方にもご紹介くだされば。よろしくお願いいたします。

2017-02-16

『La Fiesta Jump Vol.4』 特集:ケルト

先日三島市のアイリッシュ・バンドGIGGLEGIGの演奏をはじめて聴きました。涙がちょちょぎれました。ものすごくよかった。メンバーの方たちそれぞれがユニゾンのなかに入り込んでいて、まるで螺旋のケルト模様のピースの一つ一つが音を奏でているようなストイックでしかもとてもあたたかい音楽。こんな音楽なかなか聴くことができないぞぞと強く思いました。

そのバンドをまた静岡で見ることができる!
3月5日(日)にスノドカフェさんで『La Fiesta Jump Vol.4』というイベントがあります。馬場町シンプルズさん、紺屋町ラスタパスさん、PATISSERIE LE TEIGNIERさん、ワインショップくりたさんの4店舗による食事のイベントです。毎回さまざまな地域の食に焦点を当てた特集をしてきたイベント。今回はヨーロッパに広がる「ケルト」がテーマです。ケルトと言えば音楽。三島市静岡市でそれぞれ長く活動をしているケルティック・バンド、GIGGLEGIGとGUINNESSBORRACHOの演奏もあり、うまい食事を食べながら楽しめる。当日は七間町でパフォーマンス・イベントもあるので、彼ら路上で演奏もしてくれるのではないでしょうか。
ケルト好きということで水曜文庫も当日ケルト文化について少しお話をさせていただくよう声をかけていただきました。勉強して少しは実のあることを喋れればと思っています。
よろしくお願いいたします。

もう一つのバンド、GUINNESSBORRACHO、もう三十年も続けているのだから面白くないはずありません。ことさらGIGGLEGIGのことばかり書いたのは、ギネスのメンバーにぼくの弟がいるからあまりほめてもという気持ちなのです。ギネスヨーロッパ各地に広がる民俗音楽を演奏するバンドなのでこのイベントにはちょーぴったりだと思います!飲みすぎないように!!ってそれはオレのことか・・・。
詳細は以下FB頁、店頭でチラシもお分けしています。
https://www.facebook.com/lafiestaJUMP/?fref=ts

2017-02-01

営業時間のお知らせ

本日2月1日、仕入れに出るため13時にていったん店を閉めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

2017-01-22

次回、映画☆おにいさんのシネマカフェvol.21

来2月25日(土)18:00より
映画☆おにいさんのシネマカフェvol.21「マノエル・ド・オリヴェイラ」を行います。今回は一本の映画を丸々観てそのあとお話の会をします。皆さまどうぞこぞってご参加ください。参加費800円、だいたい3時間と少しの予定です。

詳細は映画☆おにいさんの以下ブログにて
http://gogolatalante.hatenablog.com/entry/2017/01/16/182607

昨年は6回、およそ二か月に一度おにいさんに来ていただいて会をしました。その内でこころに残ったもの二本書きとめておきたいと思います。
『車夫遊侠伝 喧嘩辰』(加藤泰、日本、1964)
なんといっても内田良平の顔が印象に残りました。新参の車夫がやくざの親分のおきゃんな娘を車に乗せて走るうちに口げんかになってろくな理由もないまま橋の上から川へ娘を放り投げてしまう。子分たちにとっつかまって親分とたくさんの子分、そして娘のいる前に引き出されて「どういう料簡なんだ」と問い詰められる場面が長い長いワンカットのシーンになっています。車夫はそこにいるやくざ者たちなどよりもてんで社会性がなく頑なに描かれていて、謝るでもなくあたりかまわず毒づく車夫に親分も呆れてしまうような状態。その内車夫は、話しているうちに娘をちら見し始めて、自分が川へ投げ込んだはずの娘を見染めてしまい親分に結婚させてくれと訳の分からないことを言い始める。娘もさっきまであれほど悪罵を尽くした相手にホの字になるのですが、ただ瞬間瞬間のみを生きているだけでしっかり語られるような理由など微塵もなく、それでも真剣に娘を思っていることを「顔」で伝える内田の演技にはぞくぞくしました。映画でなくちゃできない表現のように思えました。

『奇跡』(カール・テホ・ドライヤー)
北欧の映画を、まずこんな機会でないとみることはなかったと思います。
奇跡の意味は「生き返り」を映画のなかでみせてくれるから。抜粋なので宗教上の差異はわからなかったけれど、オーソドクスなキリスト教とそうではない神とがあって、その後者の方が病気で亡くなった女性を生き返らせてしまうというストーリー。モノクロ画面だからこそできるような単色で静謐でスタイリッシュな構図、いっしょに映画を観た方が言っていましたがどのシーンを取って見ても一枚の絵・写真として通用するような考え抜かれた構図があってこそ、生き返りという荒唐無稽さを、「そういうこともあるのではないか」と観る人たちに思わせるリアリティになっていると思いました。ことさらにすごいことが起きたというのではなくて「そういうこともないわけではないのではないのではないか・・・」というような映画作者の態度、普通さ、投げやりさ、どうとでもとってくれというようなさりげなさも好ましくて、俳優たちもどこか大仰でなく普通っぽくて、生き返るというあるはずもない出来事が、いや人生わけのわからいことはあるのだからそういうことがあってもいいのではないかという目に見えるのとは違う位相へぼくらを連れていってくれるような面白さでした。考える観る自分ではなくて、映画の方に生と死をゆだねてしまえというか、なにかすごく自由さを感じました。

2017-01-19

読書談義のお誘い

来週水曜日25日19時より恒例の読書談義を行います。冒険・ミステリー好きのお二人、岡さん・鈴木さんに下記の本からさまざま話を広げていただいてジャンルの小説を読む推進力を与えていただきます。本を読んでこなくても大丈夫なので、お気軽にどなたもご参加ください。無料、だいたい二時間と少しくらいの予定です。ご参加いただける方がいらっしゃいましたらメール・お電話(054−689−4455)までお伝えください。よろしくお願いいたします。
岡さん:「高い砦」デズモンド・バグリイ 早川書房
鈴木さん:「彗星夜襲隊」渡辺洋二 光人社