Simone Veil フランスの政治家。 1927年7月13日、生まれ。2017年6月30日、死去。
Simone Weil (1909-43)
フランスの哲学者、教師。
政治家で保健相、欧州議会議長などをつとめたSimone Veil (1927-) は別人。
彼女について多くの書物があまれているが、うまく語られることのない哲学者のひとりである。スペイン内戦、フランスレジスタンス運動、ハンストの末、34歳で逝去。
日本では「重力と恩寵」がもっとも有名。
ヴェイユ予想などで知られる数学者アンドレ・ヴェイユの妹でもある。
ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水社(2022) シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと』岩波文庫(2010) 有賀 誠, 田上 孝一, 松元 雅和『普遍主義の可能性/不可能性: 分断の時代をサバイブするために』法政大学出版局(2024) 坪内裕三『文庫本宝船』本の雑誌社(2016) 飯田美樹『カフェから時代は創られる』 クルミド出版(2020) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■株式会社岩波書店 公式HP:https://www.iwanami.co.jp/ 公式X(旧 Twitter):https://twitter.com…
シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと』岩波文庫(2010) ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水社(2022) 高山宏『トランスレーティッド』青土社(2019) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■株式会社岩波書店 公式HP:https://www.iwanami.co.jp/ 公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho ■株式会社白水社 公式HP:https://www…
日本においては優れた科学史家&ジャーナリスト兼思想家でもあり、素晴らしく理知的で柔軟性に富んだ知識人として、夙に名が知られたアーサー・ケストラーであるが、この御仁の若いころの暗黒史を最近、知った。 まずは、公平を期すために彼の絶妙にして独創的な業績を称えたい。 『真昼の暗黒』はスターリン政権下の冷酷な監獄国家の姿をはじめて、西側諸国に知らしめた傑作ドキュメントである。これは皮肉にも彼の黒歴史に関係する。 『偶然の本質』は超心理学に新しい光を当てた。『創造活動の本質』はクリエイティブであることに関する包括的な研究だと信じている。また、『スリープウォーカー』は科学史の人物研究に新生面を開いた。 平…
岩波文庫で出ているマルクス・アウレ―リウス「自省録」の翻訳者として知られる神谷美恵子さん。NHKの「100分 de 名著」で取り上げられているし、いまだによく売れているらしい。みすず書房からも何冊か本を出していて(著書と訳書)、「生きがいについて」が有名だ。こちらも「100分 de 名著」の仲間入りをしている。 神谷さんについては、過去に「ハリール・シブラーンの詩」を読んだことがあるが、こちらは翻訳なので、長いこと棚に眠っていた「本、そして人」を引きずり出してきた。本人が書いた本を読むのは初めてだと思う。本や人をめぐるエッセーが中心で、まさにタイトルそのまま。ヴァージニア・ウルフ、シモーヌ・ヴ…
<フランスで最も愛された政治家>のお話ですが・・・ ちょっとその前に 「若いもんが昔語りをしねえのは、単に今が忙しくて振り返る暇がないからさ」 「先があるうちは、逃げきれそうに思えるからな。 背中を向けて走って逃げりゃいい ワシのように、生い先が短くなると、 自ずと逃げ場にこと欠くことになる 先がねえからこそ昔を振り返るんだ」 と、ある時代小説で、 年配の男性が言いました。 「生い先が短くなると、逃げ場に事欠く・・・」という件(くだり)。 そう 私は来年70歳。 どうあがいても、これまでの時間より、これからの時間の方が短いのです。 これまでが約70年、平均寿命を考えてもあと20年弱です。 これ…
みなさん、おはこんにちは。 まだまだ暑い日々が続きそうですね。いかがお過ごしですか。 たしか、けっこう前だったか、日本のジェンダーギャップ指数が発表がされおり、 度肝を抜かれた。 (出典:Global Gender Gap Report 2023 p.11) 日本は、上からより下から数えたほうが早い、125位だった。 日本のどこを切り取っても、まだまだ男性が多いような気がする。 そして、日本の政界を切り取れば、女性をあからさまにさげすむような発言を テレビの前で堂々と発言する姿が、散見される。 その度に、日本のイメージダウンにつながり、こちらが恥ずかしい思いになる。 そんな、男性社会の厚き壁を…
毎日毎日、暑くて嫌になってくる。早く夏が終わってほしいよな、こん畜生!8月下旬でちょっとはマシになったか…いや、でもまだまだだ。 熱中症アラートが北海道で初めて出たとか。 www.fnn.jp 猛暑で生クリームが固まらなくて、秋田県でさえ主力商品のケーキが作れないとか。 b.hatena.ne.jp 猛暑でタイヤがパンクするとか。 【注意】猛暑でタイヤ破裂も 危険性4台に1台猛暑が続くこの夏、急増しているのが破裂やパンクなどタイヤのトラブルだ。トラブルの大きな原因となるのは、空気圧の不足。このような事故を防ぐには、空気圧などタイヤの「日常点検」の重要らしい。#4台に1台 #タイヤ破裂pic.t…
昨日は新宿武蔵野館でフランス映画『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』(オリヴィエ・ダアン監督、2022年作品)を鑑賞した。フランス保健大臣、欧州議会議長などを歴任したシモーヌ・ヴェイユ(1927年~2017年)の生涯を描き、昨年フランスで大ヒットした作品だ。 政治家、シモーヌ・ヴェイユの生涯を丹念に描いている 映画は、最晩年のシモーヌ・ヴェイユが回想録を綴っているシーンを核に、第二次世界大戦前の幸福な家族生活、アウシュヴィッツとビルケナウの強制収容所、姉の事故死、司法省の官吏としての活動、政治家としての活動をランダムに配列している。 長命だったシモーヌを演じているのは、子役とレベッカ・マ…
前回、藤井風の唄とサイババの思想の共通点を探った。 gyakutorajiro.com「Lonely Rhapsody」は、孤独は幻想であり、自分自身を愛することの重要性を。「青春病」や「何なんw」は、外の世界にある欲望の対象への執着からの解放を。「Grace」は、欲望に囚われた私自身を切り離して、内なる私に出会おうとする意志がある。そしてそれらの特徴はサイババの思想や言葉と共通していることを示した。補足すれば、人類愛や平等主義のような思想だ。 ところで、この聖なる紐は、地方によってはバラモン(僧侶)階級の者だけが受けることができるとされている。その場合、ガヤトリ―・マントラは彼らのみのための…
読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ピカソ「私の芸術は破壊の歴史である」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 講義は芸術にシフトした。 芸術は個人的に関心の高い分野であるので集中して読むことができた。 芸術の章、530ページまで読み終える。 ・・・ 芸術はニヒリズムのなかで唯一人間が輝ける場所であると読んでいて感じた。 もちろん、多くの識者は現代芸術が資本主義においてはただの商品と成り果て…