メルヴィル『書記バートルビー/漂流船』光文社古典新訳文庫 (2015) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 『ピェール』につづいてこちらも読んでみることにした。 バートルビーについて書かれている本があったので気になっていた。 漂流船のほうはまだ読みていないが、書記バートルビーのほうは本日読み終えた。 ・・・ 簡単なあらすじとしては、語り手は法律事務所に勤めており、仕事が増えたためさらなる書記が必要となった。その時にバートルビーが雇われ、バートルビーとの不思議な生活が始まる。 バートルビーは常に「そうしない方がいいと思います」と返事をし、雇われ始め…