重力と恩寵

だれひとり――ほんとうにただのひとりも――眺めていない瞬間の風景の美しさ。わたしがいないときの風景をあるがままの姿で眺める。 シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』 最初、私はブログをたった一人のための公園として拓こうとしていた。私の文体は、たったひとつの私の肉体でもあって、「あなた」が読みという不確かな歩みのなかで、足をつけ、埃を飛ばし、駆ける地表でもある。そのあたりに落ちている小枝少し掘り進めば、地層には私が読んできた他の人たちの文体が色成して重なっている。 でも、先の文章における「あなた」に代入できる人なんていないかもしれない、と思えば私という文体は、身体は、とたんに誰もいない場所になる。 だ…

『「聴く」ことの力』鷲田 清一 | 筑摩書房 で引かれる参考文献を紹介します。 １章 医療のクリニック / 中川 米造【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア｜オンライン書店｜本、雑誌の通販、電子書籍ストア ・小林秀雄「考えるという事」 ・「哲学の危機」については、鷲田氏の 岩波講座現代思想 ２ / 新田 義弘【ほか編】 - 紀伊國屋書店ウェブストア｜オンライン書店｜本、雑誌の通販、電子書籍ストア 「方法の臨界」と、 『現象学の視線』（鷲田 清一）：講談社学術文庫｜講談社BOOK倶楽部 の４章 ・谷川雁「暖色の悲劇」 『ベンヤミン・コレクション ２』ヴァルター・ベンヤミン | 筑摩書房 朝井健二郎…

2024年11月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,077点（セット版を除く）をあげた。文庫の整理番号順に従って表記（一部変更あり）した。「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ（青背）を示す。人名表記の揺れ（例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」）は訳者に従い、統一はせずそのままにした。編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら→ちくま学芸文庫M&S刊行書目一覧 最新版 - karumerabunkoのブログ 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄…

※タイトルは本文と全く関係なくなってしまった 21:33 坂本龍一みたいな人と付き合うにはどうすればいいんですか💢つっても坂本龍一は美女をはべらかしていたから美女じゃないと駄目か ブス専の坂本龍一的な人はどうやって見つければいいんですか💢 そして、ブスとブス専だけのマチアプがなぜないのか💢ブス専は普通のマチアプでブスを探していいねしてるんですか💢 ブス専かつインテリイケオジしか登録できないマチアプ作ってください💢しかし私は非課税BBAなのでそのマチアプに登録したとて選ばれませんわ おしまい 23:01 もういい。各種マチアプで50〜60代と年齢設定して調べて思ったけど、アプリによっては顔写真の…

アレフ （J.L.ボルヘス） インスマスの影 :クトゥルー神話傑作選 （H・P・ラヴクラフト） バイバイ、エンジェル（笠井潔） サマー・アポカリプス（笠井潔） 薔薇の女（笠井潔） 哲学者の密室（笠井潔） 星を継ぐもの（ジェイムズ P ホーガン） ユービック（フィリップ・K・ディック） アクロイド殺し（アガサ・クリスティー） そして誰もいなくなった（アガサ・クリスティー） 熾天使の夏（笠井潔） 死霊（I, II, III）（埴谷雄高） 最近とか言っておきながら、前回本の感想を書いたのが1年以上前なので、そこから読んだ本になります。 いや、1本記事書いてましたね。 kesumita.hatenab…

まあ 生物であるがゆえに 同種の他の個体を求めるところがある ってだけの単純現象であって 真に他人をもとめず他人に詠ませる字書かないやつはいない 森のなかでも書いてたじゃんねソロー あれは他人に詠ませるためだし 重力と恩寵シモーヌだって 読んで欲しかったんでしょだれかに 誰かに それが投壜通信 字も書かずネットもやらんかったら ただ狂うだけじゃないんか？ それを誰も目撃しんかったから見つかってないだけだ みたいな あーなぜオレは健康か 午前中も屋外作業やり 弁当パクパクくって おいしかった もー

頭が痛い。電車に乗った。雀を見た。散歩する犬ともすれ違った。2年前の仕事の話を最近よく聞かれる気がする。電車に乗るときは重力と恩寵を少しずつ読んでいる。いつか友達の言ったことがわかるといいと思う。お腹が痛い。決断を先延ばしにし過ぎている。どうせ決まっているのに。

毎日書くつもりはなかったけど、今日も日記をつけようと思います。 本日は朝から気持ちの良い晴天、(気温は全くもって気持ちよくはありませんでしたが！) 10時頃ゆるゆると起き、朝食を彼氏と、プリンセス・ねずみたちと食べる。 その後軽く家事をして、名画の名を冠した近所の喫茶へ向かいます。最近、行こうとした日が尽くお休みだったから、今日は絶対にここ！と心に決めておりました。 ぴちっとした黒のブラトップ(おへそ全開！)に、大きめの白シャツ、祖父のお下がりのハイ・ウエストな青いストレートデニム。足元はアディダスの白いスーパースター！バッグは祖母のお下がりの黒い革製のハンドバッグ(中の仕切りをハサミで切って…

https://book.asahi.com/jinbun/article/14007536 神はなぜわれわれを愛するか？ シモーヌ・ヴェーユ『重力と恩寵』｜じんぶん堂 真空になったところに 恩寵が訪れるので 自らを虚しく軽く何もなくしていかないと いけないだ 喪失をもって本分とする すごいねシモーヌ このギュスターヴ・ティボン という人は農場主だったのか人文家だったのか？ ちょっと気になる そこで専門 https://www.christian-center.jp/chapelhour/2012/wed_imade/0606.html 農民哲学者

シモーヌ・ヴェイユ 『重力と恩寵』を岩波文庫でヨドバシに注文した （出版社在庫まだあるのを確認済） 工場のエピソードをきいていても 主著なんもしらんのではねえ と思って ヨドバシはメール便でくるからスキ でも「女性が女性的な行動を」とかいうときにそれを要素還元というか その行動の中のどれを女性的とか言うのか ってはたして言えるだろうか？とか考えるわけで 「秘めた思い」なら男性にだってあるし 「積極的ではない」ももはやどっちの性とはいえないし つまるところどっちかの性にしかない「特質」は少なくとも 性格・行動については 何もなにひとつ「どっちかの性の特質」とはいえないのではないか シモーヌのした…

人は生まれてから死ぬまで常に何かを欲しながら生きていきます。そもそも欲望ってどこから始まるのでしょうか？多くの欲望は模倣から始まり、欲望には薄い欲望と濃い欲望に分けられ、薄い欲望は数日立ったら忘れたり、他の欲望にかき消されてしまうようなものですが、濃い欲望は違います。 日々薄い欲望にとらわれていないか、濃い欲望について私達は自分で理解できているのでしょうか？ www.youtube.com ジラールの模倣的欲望の話をベースに欲望について学んでいくことができるとてもおもしろい本でした。 www.hayakawabooks.com 欲望の見つけ方: お金・恋愛・キャリア 作者:ルーク・バージス,L…

先一昨日のこと。日比谷公園でやっているPlayground Becomes Dark Slowlyに行ってきました。 ホントは４作品あるのだけど、諸事情により２作品だけ載せます。 Gravity and Grance／大巻伸嗣 哲学者シモーヌ・ヴェイコの箴言集『重力と恩寵』に由来する『Gravity and Grance』。花や葉脈、自然の波を想起させる流線の紋様が刻まれた７mに及ぶ巨大な壺。その中から鮮烈な光からは鮮烈な光が放たれます。しかしその一方で、光と影が織りなす「美しさ」という恩寵の背後には、巨大なエネルギーに伴うリスクもまた見え隠れします。国立新美術館の展示室で展示されたことが記憶…